失恋をして辛い気持ちになる理由
「好きだった分、辛い」という感情は当然かもしれません。しかし、失恋したから辛いと感じる理由は、他にも考えられることを知っていますか?脳科学や深層心理など…自分の知らないところで、辛いという感情を引き起こす作用が働いているのです。
今回は、失恋して辛い気持ちに着目していきます。失恋に伴う辛さの理由や、苦しい気持ちから脱する方法まで解説します。段階を踏んで立ち直り、新しい幸せへ向かうきっかけにしてみてくださいね。
脳が禁断症状を起こす
辛いという感情は、胸の内で感じるもの。ですが、人間の感情の多くは、基本的に脳からの指令で芽吹きます。もちろん、失恋して辛いという感情も、脳からの指令。実は、失恋直後には、脳がある種の禁断症状を引き起こしているのです。
恋愛をすると、快楽に反応するドーパミンという神経伝達物質が作用します。依存の原因にもなる物質で、恋愛をしている最中は、このドーパミンが溢れて心地よい感情に浸ることが出来るのです。「好きな人のことを考えるだけで幸せ」というのは、このドーパミンの影響によるもの。
失恋をすると、このドーパミンの放出が抑えられます。そこに、禁断症状を起こしてしまうのです。「あの感覚にもう一度浸りたい」「あの頃の幸せな感情を取り戻したい」といった具合にドーパミンを欲してしまい、禁断症状が辛いものに感じてしまうのです。
好きというよりも執着してしまう
大好きな人との恋が終わり、募った思いが辛さを引き起こす。失恋の辛さはそこだと誰もが思うでしょう。しかし、実は好きという感情よりも、執着心が辛さを引き起こしている場合もあるのです。恋愛が人生の軸になっていた人は、こういった理由から失恋の辛さを痛感する方が大きいかもしれません。
これを、楽しみにしていたドラマに置き換えると分かりやすいでしょう。毎週決まった時間に楽しみにしていたドラマ、最終回を迎えると「終わっちゃった」という寂しさに襲われますよね。執着は依存にも似ています。無い物ねだりにも繋がるので、失恋が辛く感じてしまうのです。
大きな喪失感
失恋に限らず、自分のあらゆる感情を注ぎ、大切にしていたものが突然なくなると、大きな喪失感に襲われることがあります。この喪失感は、「心にぽっかり穴があいたような感覚」と表現されるように、自分の中の何かが欠落してしまったような寂しさを感じさせます。
あったはずのものが無い、大切にしていたのにもう戻ってくることはない。当たり前のように感じていたものこそ、失った時の喪失感は大きく、感情もすぐに対応することが出来ません。失った悲しみと、感情が追いつかない苦しみで、辛い気持ちも倍増してしまうのでしょう。
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