繊細な人の特徴《性格編》
もしかすると、繊細すぎる性格がこうした悩みの原因になっているのかもしれません。繊細であることは決して悪いことではなく、長所や美徳でもあります。ですが、生きづらさの原因になってしまうこともしばしば。
ここではまず、繊細な性格の特徴について解説していきます。
「もしかして自分は人よりも繊細な性格をしているのかも」と感じたならば、以下の項目にいくつ当てはまっているかチェックしてみてくださいね。
優柔不断
繊細な人によく見られる特徴としてまず挙げられるのが、優柔不断さ。人生を大きく左右する重要な決断はもちろんのこと、ランチに何を食べるかといった小さな事柄であってもすぐに決めることができず、迷ってしまうのです。
たとえば、恋人や友人と外食に行って「何を食べたい?」と聞かれても、「何でもいいよ」「あなたが好きなお店を選んで」と相手に丸投げするでしょう。
精神的に未熟で、自分なりの価値観や嗜好を確立できていないことが原因である場合もあります。
ですがそれ以上に、自分の考えをはっきりと伝えることで相手を傷つけてしまうのではないか…と考えすぎるために、優柔不断になってしまうのかもしれません。
ネガティブ思考
同じ出来事を目の前にしても、人によって受け取り方は大きく異なるもの。普通の人ならば「よくあることだ」と軽く受け流すような事柄であっても、繊細な人は悪い方向に考えてしまいがちです。
「これが原因でいつか悪いことが起きるに違いない」「トラブルに巻き込まれたらどうしよう」と、まだ起こってもいない事態を妄想して、そこから抜け出すことができません。
ネガティブ思考によって自分で自分を追い込んでしまうため、ストレスをためやすいのも、繊細な性格の人ならではだと言えるでしょう。
悲観的で、物事を楽観的に捉えることができないので、生き方そのものが後ろ向きになりやすいのです。
心配性
繊細な人は、物事を深く考える傾向にあります。そのため、まだ起こってもいない将来の出来事についてあれこれと心配しては、ストレスを溜め込むのです。
未来を楽観的に考えることができず、将来への不安にとりつかれてしまっているので、「現在」を生きることができていないとも言えるでしょう。
自己防衛本能が人一倍強いがために、将来起こりうるリスクについて考えてしまうのです。つまり、心配性であるということは、物事を慎重に考えて将来的なリスクを防げるという長所でもあります。
いつも最悪のケースを想定しているので、万が一それが実際に起きてしまっても、普通の人よりも適切な対処ができるでしょう。
共感能力が高い
映画や小説の登場人物にどっぷりと感情移入しやすい人の多くは、繊細な性格をしています。というのも、繊細な人は共感能力が人一倍高いから。
友達の失恋話を聞くと、不思議と自分まで失恋したような気分になって一緒に涙を流すでしょうし、悲しい映画を観ると気持ちが沈んだ状態が続きがち。
他者の気持ちを理解してあげられる優しさを持っている反面、イライラしている人や悲しんでいる人と接すると、その感情に自分まで引きずられてしまい、本来ならば感じる必要のないストレスを感じることもしばしばです。
情緒的であり感受性が強いとも言えるでしょう。
気配り上手
繊細な人は、他人のちょっとした言動にすぐに傷ついたり、心を揺さぶられてしまうもの。今まで人に傷つけられた経験をたくさんしてきたからこそ、「他人には自分と同じ思いをさせたくない」という気持ちから、周囲に気を配るようになるのです。
会話に入れずに居心地の悪そうな人がいれば、すぐに気づいて話題を振ったりして、さりげなく輪の中に入れてあげようとするでしょう。
よく言えば気配り上手であり、悪く言えば他人に気を遣いすぎて、自分で自分を疲れさせてしまう性格をしています。
自尊心が低い
他人のちょっとした言動で傷ついたり落ち込んでしまうことが多く、なかなか自分に自信を持てないというのも繊細な人にありがちな特徴のひとつ。
自尊心が低く、「どうせ私なんて…」と自分を卑下することも少なくありません。自己肯定感が持てないので積極的に物事にチャレンジできず、腰が引けてしまうことも…。
人間関係でも同じで、好きな人から脈ありサインが出ていたとしても「私のことなんて好きになるはずがない」と卑屈に思い込んでしまい、せっかくの恋のチャンスを逃してしまうのです。
繊細であるがゆえに自尊心が低いのは欠点ではありますが、同時に、自省して謙虚に行動できるという長所でもあります。
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