そもそも「人を見下す」とはどんな意味?
けれど、そもそも「人を見下す」とはどんな意味なのでしょうか。人を見下す人を知るにあたって、まずは言葉の意味から見ていきましょう。
「見下す」の意味
「見下す」という言葉には2つの意味があります。
まずは、「下の方を見る、見下ろす」という意味です。例えば「山の頂上から下界を見下す」といった使い方をします。ただ、この場合、たいていの人は「みくだす」ではなく「みおろす」と読んでいるのではないでしょうか。
その理由は、もう1つの意味にあります。それが「相手をばかにして見る」「見さげる」といった意味で、こちらが一般的だからです。「人を見下した態度」といった使い方はおなじみですよね。
そのため「下の方を見る」ではなく、「人をばかにする」の意味で広く理解されています。
「見下す」の類語
明治から昭和にかけて活躍した文豪たちは、下を見ることという意味で「見下す」を用いています。
ただし、太宰治や児童文学者の鈴木三重吉は「下を見る」という意味で用いているのに対し、芥川龍之介は「人を見下す」意味で使っているため、昔から2つの意味があったことがわかりますね。
現代で主たる意味となった「人を見下す」の類語には、「侮る(あなどる)」や「見縊る(みくびる)」などがあります。さらに「蔑む(さげすむ)」や「貶める(おとしめる)」も、類語として用いられることが多い表現です。
出典:goo辞書『見下す(みくだす) の意味』
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%A6%8B%E4%B8%8B%E3%81%99/
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