ブランケット症候群って一体何なの?
ブランケットを肌身離さず持ち歩く
ブランケット症候群とは、気に入ったある特定の物に強い愛着を持ち、肌身離さず持ち歩いてしまう状態を指す言葉です。名前に「ブランケット」と入ってはいますが、対象となる物はブランケットだけでなく、ぬいぐるみや枕なども当てはまります。
スヌーピーでおなじみの漫画『ピーナッツ』に登場するライナスをご存知でしょうか。このライナスというキャラクターが、常にブランケットを持ち歩いていることから、「ライナス症候群」とも呼ばれています。
また、常に持ち歩いていないからブランケット症候群ではない、ということではありません。「対象物が無いと眠れない」「不安を感じる」といった状態も、ブランケット症候群に該当します。
「安心毛布」や「ライナスの毛布」と言われることも
一般的には「ブランケット症候群」「ライナス症候群」と呼ばれることが多いですが、心理学的には「security blanket(安心毛布)」と呼ばれています。
また、前述したとおり、ライナスが同じ状態で描かれていることから、「安心毛布」を「ライナスの毛布」と表現することもあります。
ブランケット症候群になるのは子どもだけではない
ブランケット症候群になるのは、多くが1~3歳の子どもです。1~3歳という年齢は、母親のお腹から出てきてからあまり時間がたっていません。そのため、より不安を感じやすく、特定の物に執着してしまいがちです。
しかし、実際には3歳を過ぎた子どもでも、ブランケット症候群から抜け出せない場合があります。中には、大人になってからも対象物への執着が消えない人も。
イギリスのホテルチェーンの調査によると、子どもにテディベアを贈る習慣があるイギリスでは、成人の35%が安眠のためにテディベアと一緒に眠っているのだそう。また、イメージとしては女性に多いと思われがちなブランケット症候群ですが、成人の場合、実は男性の割合のほうが多いという調査結果もあるようです。
出典:UPI『35 percent of British adults sleep with bear』
https://www.upi.com/Odd_News/2012/02/21/35-percent-of-British-adults-sleep-with-bear/49791329806031/?ur3=1
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