「人徳がある」って褒め言葉?どういう人の事?
とはいうものの、何となく曖昧でわからないところもあります。そもそも人徳があるという言い方は、褒め言葉なのでしょうか。もし褒め言葉だとしたら、どういう意味があるのかが気になりますし、どんな人を指して言うのかも知りたいところです。
そこで、まずは人徳があるという言葉について見ていきましょう。
「人徳」の意味から理解を
人の特徴を表す言葉に「徳」があります。徳とは、その人が生まれつき持っている気質や能力に、後天的に社会性や道徳性が加わって発揮されるものです。
徳の要素は多く、気品や勇気、自信に誠実など。これらの徳が人に備わった場合、非常に善なる人物を生みだすとされます。
さらに、徳には均整の取れた精神性という意味もありますので、とりわけ精神的な面において優れた気質を持つ人のことと言えるでしょう。
人徳とは「生まれつき備わった気質と能力に、努力によって多くの善を加えてきたこと」と考えると、納得できるのではないでしょうか。
「人望がある」とは何が違う?
「人徳がある」という表現に似た言い方として、「人望がある」もよく耳にしますよね。どちらも人を褒めていると推測できますが、人徳があると人望があるは、何がどう違うのでしょうか。
人徳についてはすでにご紹介しましたが、人望とは、その人に対して周囲が寄せる信頼や尊敬、さらには期待する心という意味合いです。
そのため、「人望がある」とは周囲から信頼され、尊敬され、そして期待されるに値する人に対して使います。
人徳は生まれつき備わったものですので、周囲の状況とは関係なくずっとあり続けるもの。一方の人望は、周囲からの要素によって生まれるため、ありなしが変化するところが大きな違いです。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!