素朴な疑問「フェロモン」って何?どういうもの?
けれど、実際のところどういうものかはよくわからずに、何となく雰囲気で使っている人は、けっこう多いのではないでしょうか。
そこで、そもそもフェロモンとはいったいどういうもので、どんな働きをしているのかが知りたくなってきます。ここでは、男女で異なる特徴を徹底解剖しました!さらに、男女別に、多く出ている人がいるのはなぜなのかや、その特徴、さらには増やし方まで、気になる要素をすべてまとめてご紹介します。
化学物質として見た場合の「フェロモン」とは
フェロモンはヒトを含めた動物だけでなく、植物や微生物もが持っている化学物質のことを言います。いずれも体内で生成し、それを体外に向けて分泌して、同種の他の個体に作用させるのが特徴。平たくいうと、子孫を残すために、異性を惹きつける手段の一つです。
子孫を残そうとする本能は、命あるものすべてに備わった自然の摂理。動物の場合は、強いものだけを選んで子孫を残すのは当たり前とあって、生き残りをかけた大事な分泌物でもあります。
命が脈々と受け継がれてきた理由の一つであるとわかれば、化学物質ながら、神秘的に感じられてきそうですね。
ヒト限定で考えた場合のフェロモンとは
人に関して言えば、子孫を残すというよりは、セクシャルな意味合いで使うことがほとんどではないでしょうか。それには、人と動物との性行為の違いが大きく関係しています。
動物が交尾をするのは純粋に繁殖目的であり、欲情に駆られて交尾をすることはありません。動物の中で、繁殖以外で男女がまぐわうのは人だけです。動物は発情期と呼ばれる交尾をする時期が明確に定まっているのに対し、人は何らかの性的刺激があれば、いつでもセックスできます。
そんな性的刺激を引き出す要素の一つが、フェロモンです。異性を惹きつける分泌物は、人に限って言えば、意中の相手を振り向かせたり、モテるために不可欠なものになるのが特徴です。
似て非なるもの?ホルモンとフェロモンの違い
ホルモンもフェロモンも、体内で作られる分泌物という点は同じですが、作用の仕方が異なることが最大の違いです。
ホルモンは男女共に、それぞれの体の中で合成、分泌され、必要とされる体の器官に送られます。そして、その人の体の中で作用するのが特徴です。
一方のフェロモンは、体内で合成され、分泌されるという点ではホルモンと共通しますが、決定的に違うのは、自分自身ではなく外へ向けて作用するところにあります。
自分自身に作用するホルモンに対し、フェロモンは相手に作用することが、両者が似て非なる最大の特徴です。
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