「運命の人」に関する専門家の意見やアドバイス
素敵な人と出会っても、すぐに『運命の出会いかも!』と舞い上がるのはNG
男性と出会い、結婚までこぎつける方法までを指南する本『シークレット婚活術』(井上敬一)には、以下のような記述があります。
「『この人が運命の人かも!この人しかいない』こんなこと、前の恋でも言ってた方、いませんか?男性にそれっぽいことを言われると、そんなに言ってくれるなら……とすぐ本気になってしまう傾向はないですか?最初から絞り込んでしまうと、あの人に選んでもらわなきゃ!というマインドセットが出来上がります。でも、あなたががっつり相手に向きあった瞬間、たいていの男は冷たくなるのです。あなたが好きな彼のこと、応援しますよ。でも、どこかで『この人しかいない』とは思わんほうがいい。最高の恋を実らせるためにも、今の段階で絞り込むのはまだ早過ぎるのです。僕はこれを、『男友達を作るが勝ち理論』と呼んでいます。人間関係って段階を経て熟していくものです。知らない人から知り合いになり、友人から恋人、恋人から婚約者、婚約者から結婚して伴侶となる。女性は、よく知人からすぐに恋愛モードに突入するけれど、まずは友達の段階でじっくり観察してもいいはずです」
好みや条件にぴったりの人に出会うと、つい「運命の人だ!」と舞い上がってしまうものですが、まずは友人として一定の距離がある関係から始めていくのが確実な道なのかもしれません。
「運命の人」だという思い込みが、冷静な目を曇らせることもある
『大好きな彼をかならず手に入れる 恋愛の極意』(志摩純一)には、以下のような事例が紹介されています。
「(前略)また、愛してしまったばっかりに、相手の欠点に目をつむりすぎてしまうこともあります。現に私の周りでも、とても優秀で、社会的にも高い地位についている女性が、ひどい男性にだまされた例があり、何度か相談を受けました。だまされた後で、彼女たちが申し合わせたように言うことがあります。それは、『第六感で、この人は運命の人だと判断したのですが、大きな間違いでした』ということです。彼女たちは、仕事をする上では、自分の感覚を信じて、冷静かつ、迅速に切り抜けてきた、という自信があったのでしょう。恋愛における第六感についても、『私の勘に、間違いはない』と思って、冷静に相手を見つめることをしなかったのかもしれません。だから、誰にでも見抜けるような、彼のつじつまの合わない言動も、そんなはずないわ、勘違いだわ、というふうに、自分を納得させ、気が付けば借金を背負わされていて、彼とは連絡が取れなくなっていた、なんてことがあったのです。冷静な状況であれば、常に鋭い第六感を働かせて、万事順調に社会を渡り歩いている女性たちばかりです。なのに、恋愛感情が入った途端に、彼女たちの第六感はうまく機能しなくなってしまったのです」
こちらの例にみられるように、仕事で成功しているような切れ者の女性であっても、「運命の人だ」という誤った直感を信じてしまうことで、男性に騙されるケースが少なくないといいます。恋愛に関しては、とにかく冷静であるように努めることが大切だといえそうです。
いくら「運命の人」だと感じても、「質問女」になってはいけない!
『「本能」を知れば、もう振り回されない! 恋愛&婚活以前の 男のトリセツ』(神崎メリ)には、以下のような記述があります。
「『ねえ、今日何してたの?』『お昼ご飯何食べたの?』『今週の予定は?』私たち女性って、こんな風に大好きな人をすべて知りたくてたまらなくなってしまいます。過去のことも、今日のことも、頭の中身も、スマホの中身だって……。(中略)やっと出会えた運命の人、一途な彼女としてオープンマインドで付き合っていたはずなのに、どうしてだかどんどんそっけなくなる彼……。『ねえねえ、今週末の予定は?』『あ、うん、まだ予定わかんねえ』とかすっとぼけられて、『ゴメン!仕事は言ったわ!』と金曜夜にやっとLINE(おっそ!)、しかも実は嘘をついて友達と会っていたことが後々わかって悲しくて仕方がない……。貴女はこんな風に彼がだんだんと素っ気なくなる理由が分からなくて、一人で苦しんでいませんか?実は『ラブラブ』から『素っ気ない』に変化するとき、女性が『質問女』をやらかしてしまっていることが多いんです」
また、同書では、「質問女」の事例として、以下のような「質問」をするのはNGだと説いています。
「今から挙げていく質問は、男性からするとウンザリするようなもの!貴女もつい無意識のうちにやらかしてしまってはいませんか?
(中略)
・『今日(今週)の予定は?』と予定をすべて知りたがる(暇なら会えるでしょ?)
・『将来どう考えてるの?』と探る(結婚について遠回しに確認したい)
・過去の恋愛について知りたがる(知りたがるくせにヤキモチ焼き)
(中略)
最初のうちは、彼も貴女の質問に正直に答えてくれたことでしょう。でも言わせてくれ!女性でも『なんで?』攻撃めっちゃダルくないですか?これ、過干渉な母親とかとまったく同じ行動なんですよ!」
好きな男性を「運命の人だ」と信じてテンションが上がったとしても、何もかも把握しようとするのは、過干渉な母親と変わりありません。ウザがられたくなければ、悪気のない質問攻めはタブーと心得たいところです。
<参考文献>
『シークレット婚活術』(井上敬一)
『大好きな彼をかならず手に入れる 恋愛の極意』(志摩純一)
『「本能」を知れば、もう振り回されない! 恋愛&婚活以前の 男のトリセツ』(神崎メリ)
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