回避依存症になる原因とは?
過干渉な親の元で育った
回避依存症になる原因の一つに、過干渉な親の元で育ったことが挙げられます。過干渉とは文字通り「行き過ぎた干渉」という意味で、子供の行動を束縛したり親の思いを子供に押し付けたりすることを言います。
親としては「もっとこうした方が幸せになれるのに…」といった思いから子供に干渉してしまうのですが、子供からしてみれば窮屈に思ってしまうこともあるでしょう。そういった環境で長い時間を過ごしたため、「束縛から逃れたい」と強く思うようになるのです。
また、回避依存症の人には、過干渉な親にされてきたことを愛情だと思い込んでいる人もいます。そのため、友達やパートナーにも自分がされてきたように接し、つい上から目線で物を言ってしまう傾向があるようです。
その時々の気分で接してくる親だった
過干渉な親の元で育った人も回避依存症になりやすいですが、親からの愛情が薄い環境で育ってきた人もまた回避依存症になる可能性があります。
例えば幼い頃、描いた絵を親に見せたときに「すごい」と褒められたとします。しかし、次の日にまた同じ絵を描いて見せると「なんなのこの絵は!」と叱られる。このように、その時の気分で接してくる親の元で育った人は、常に親の顔色を伺うようになり気持ちが不安定になることも少なくありません。
親に対して不安な気持ちを抱いた状態で育った人が、他人を信頼するのは難しいもの。そのため友達やパートナーを信じることができず、距離をとって自分を守ろうとするのです。
人に甘えることを許されなかった
人に甘えることが許されない環境で育ったという人もまた、回避依存症になりやすい傾向にあります。例えば、新生児期〜乳児期にはできなかったことも、幼児期〜児童期になるとできるようになることが増えてきますよね。しかし、子供としてはまだまだ甘えていたい年頃。
一人で挑戦できる日もあれば、両親に甘えて手を貸して欲しい日もあります。しかし、ここで「甘えてはいけない」と厳しく接されると、「甘えたい」という欲求や感情を心の奥底に押し込めるのが得意な大人になってしまうのです。
また、自分が親にされてきたことと同じように、友達やパートナーに対して「甘えるな」と冷たく当たってしまうこともあります。
人間関係でトラウマがある
信じていた友達に嘘をつかれたり陰で悪口を言われたり、パートナーに浮気をされたり貸したお金が返ってこなかったり…。人間関係において裏切り行為を受けた経験も、回避依存症になる原因の一つと言えるでしょう。
他人と親しくなりたいという思いを持っているのも事実なのですが、こうした裏切り行為を経験してしまったがために、「信じたらまた裏切られるのでは…?」といった恐怖心が常にあるのです。
そのため誰かと親しくなりかけると、「傷付きたくない」という思いから友達やパートナーとの距離を取ろうとして冷たい態度をとってしまうのです。
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