「無理しないで」を使う人の心理|後編
続けて、「無理しないで」を使う人の心理を見ていきます。中には、言葉とは真逆の意味を持ち合わせている場合もあるようです。
「諦めたら?」という意味で言っている
「あなたにはできないから無理しないで」「いくらやっても無駄だから無理しないで」といったように、「諦めたら?」といった意味で「無理しないで」を使う人もいます。つまり、労わっているふりをして相手の頑張りを否定しているのです。
相手を見下している人、相手の能力を低く見積もっている人、あるいはやる前から諦める癖がある人は、こうした意味で「無理しないで」と言う場合があります。
うすら笑いを浮かべながら言ってきたり、適当さが態度に出ている場合は、こうした意味合いで「無理しないで」と言っているかもしれません。
本当はやめて欲しいと思っている
「無理しないで」と言う人には、本当はやめて欲しいと思っている人もいるでしょう。ハッキリと「やめて」「終わりにして」と言えないため、別の言葉を用いているのです。
例えば、自分より目上の人に「そんなことやめてください」とはなかなか言いづらいですよね。相手の行動を否定しているようにも聞こえてしまうため、会社の上司や先輩に言うのはなかなか難しいでしょう。
そんな時、「無理しないでくださいね」だったら比較的言いやすいのではないでしょうか。相手を思いやって言っているように聞こえるため、ストレートにやめて欲しいと言うよりは伝えやすいはずです。
何か手助けがしたいと思っている
「そんなに一人で無理しないで」という意味を込めている人もいます。その言葉の中には「何か手伝えることがあれば言って欲しい」という相手の思いやりも込められているのではないでしょうか。
一人きりで乗り切ろうとしている人や、周りに助けを求めず必死になっている相手に、なんとかしてあげたいという気になる人もいるでしょう。そんな人は「無理しないで」と言いながら、相手から「手伝って欲しい」「○○してくれる?」と言われるのを待っています。
自ら相手に「手伝う?」と声をかけることもできるでしょうが、相手が「一人で頑張りたい」と思ってやっていることだとしたら、水を差すことになりかねません。ですからその人はきっと、あなたの気持ちを優先したいと思っているのでしょう。
もっとちゃんと考えるように促している
「無理しないで」には、「もっとちゃんと考えてみて!」という意味が込められている場合もあります。このケースでは、「もっと自分に見合ったことをして」「自分の状況を考えて」といった忠告に近い言葉として使用されています。他者から見た時に、その人が無理しているように思えた場合に使うことが多いようです。
きっとその人から見て、あなたが自分の身の丈に合った行動をしていないと感じられるのでしょう。「そんなことをしている場合じゃないでしょ」「できるとは到底思えないよ」という気持ちからくる言葉なので、あまり良い意味ではないと言えます。
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