「無理しないで」を使う人の心理|前編
そこではまず、「無理しないで」を使う人の心理を見ていきましょう。「無理しないで」と言う言葉を使う人の心理を理解すれば、その言葉がどんな意味を持つかが分かるはずです。
社交辞令で言っている
あまりあなたと関わりの少ない人、あるいは仕事などで関わりざるを得ない人から言われる「無理しないで」は社交辞令である可能性が高いしょう。親しくない人に「今度ご飯に行こうね」と言うのと同じで、挨拶に近い意味合いで言っている言葉です。
社交辞令で言う人は、その言葉に特別な思いを込めていません。「こう言っておくのが無難」「何か言った方が良いかと思った」といった心理で、無理しないでと言ったと考えられます。
この場合、本気で言っているわけではない上に親身になって言っている言葉ではないため、適当に放った言葉と言えるでしょう。
労わりつつ頑張ってと伝えたい
「無理しないで」という言葉には、頑張ってという意味が込められているケースもあります。伝える相手が頑張りすぎているなと感じる時に、労わりの気持ちも込めて「無理しないで」と声をかけるのではないでしょうか。
本当は「無理しないで」の言葉通り、頑張らないでといった言葉をかけたいのかもしれません。しかし、世の中には大変でも成し遂げなければいけないことがあります。相手がそうしたことと向き合っているとしたら、止めることは難しいため、せめてもの言葉として「無理しないで」と声をかけていると考えられます。
だとしたら、心配している気持ちも込められていると言えますね。「無理がたたらない程度に頑張ってね」といった思いやりの言葉として受け取ることができます。
口癖になっている
「無理しないで」が、口癖になっている人もいるでしょう。これも社交辞令と同じで、挨拶のように用いているケースです。
こうした人は、相手との別れ際に使う場合が多いです。「それじゃ、あまり無理しないでね」といったように、最後に添える一言として活用しているパターンが多いようです。
口癖になっているわけですから、相手への思いやりや労いといった特別な思いは含まれていない場合がほとんどでしょう。
相手の気持ちを和らげたい
相手が抱えるプレッシャーや疲労を、少しでも和らげたいといった気持ちで「無理しないで」を使う人もいます。この場合は「頑張ってることを知ってるよ」「ちゃんと見てるからね」といった意味も込められているでしょう。
誰かから「無理しないで」と言われた時、ホッとした気持ちになる人もいるのではないでしょうか。自分の頑張りを認められているような気がして、今やっていることが無駄ではないと思えるはずです。
こういった意味で声をかけてくる相手は、あなたのことを間近で見ている良き理解者と言えるでしょう。
相手に対して好意がある
あなたに対して好意があるケースもあるでしょう。あなたに好意がある人が「無理しないで」と言う場合は、いくつかの意味が考えられます。
1つは「好きな人の力になりたい」という意味です。相手が大変な時に、少しでも支えになりたいという純粋な思いやりの気持ちでしょう。
2つ目は、自分に好意を持ってもらいたいという意味です。これは、心配する様子を見せて相手からの好感度を高めようとしています。
そして3つ目は、それだけあなたのことを見ているということです。あなたが頑張っている姿をよく目にしているので、自然に「無理しないで」という言葉が出るのでしょう。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!