まずは「したたか」を詳しく解説!
そこでまずは「したたか」という言葉を詳しく解説します。
したたかの意味
「したたか」には形容動詞として使う場合と、副詞として使う場合とで意味が異なります。
形容動詞の際の意味は、「粘り強くてしっかりしているさま。また、他からの圧力に対し、簡単に屈しないさまのこと」という意味です。
さらに「ふてぶてしいさま」との意味もあり、「一筋縄では相手にできない手強い人のこと」を指して用いる場合もよくあります。
副詞として使う場合は「ひどく」や「強く」という意味になり、時や場所、状態などを説明するための意味になるのが特徴です。
したたかの漢字
「したたか」は漢字で「強か」と書きます。これを見てすぐに「したたか」と読める人は、漢字に詳しい人でしょう。ただ、「したたか」にはもう一つ、別の漢字があります。それが「健か」です。
「強か」の漢字の意味は、先に述べたように「非常に強いさまや手強いさま、しぶといさま」となります。一方の「健か」は「粘り強いさまや、強くてしっかりとしているさま」を指す漢字です。
どちらも意味は同じなのですが、厳密には「強か」は精神的、「健か」は身体的な面を指して用いるところに相違点があります。
常用漢字は「強か」となりますが、もともとが難読漢字のため、漢字表記ではなく平仮名で書かれることがほとんどです。
したたかの類語
「したたか」には悪い印象を持つ人が多いものの、言葉そのものには良い意味もあります。
良い意味の類語には「心がしっかりしていることや、気持ちをしっかりと持つさま」を表す「気丈」や「根気強く、よく頑張るさま」という意味の「粘り強い」などです。
悪印象を与える「したたか」と同じ意味の類語には、「狡猾な面を持ったずるさ」を表す「小聡明い(あざとい)」や、「やり方があくどい、なんとなくずるい」という意味の「小狡い(こずるい)」などが挙げられます。
したたかの対義語
「したたか」という言葉の特徴は、良くも悪くも強い面を持っていることを意味するといっていいでしょう。そのため、「したたか」の対義語は弱い印象を受けるものが多くなります。
「弱々しくて力がないさま」を表す「ひ弱」に、「脆くて弱いことを指すさま」の「脆弱(ぜいじゃく)」は、弱いイメージそのままですよね。
他にも「失敗したり注意されたりするとすぐに落ち込み、傷ついてしまうこと」を意味する「打たれ弱い」は、「したたかな人」という言い方の対義語にしばしば使われる言葉です。
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