そもそも「優男」の読み方や意味は?
まずは、「優男の」読み方と意味を見てみましょう。人によって読み方が異なる理由もご説明します。
「優男」の読み方
「優男」の正しい読み方は、「やさおとこ」です。古文などでは「やさをとこ」と表記されることもあります。
ただ、中には「優男はやさおとこと読むのが正しい」と言われ、「えっ?やさおでしょ?」という人もいるかもしれませんね。
近年「優男」=「やさお」という読み方が増えていますが、これは若者たちの間で使われている、いわゆる略語です。「やさおとこ」と言うのが長くて面倒なので、やさおに簡略化されたと考えられます。
また、男性には「〇男」と書いて「〇お」と読む名前がありますよね。「孝男=たかお」や「信男=のぶお」などです。これになぞらえ、「優男=やさお」と呼ぶようになったという可能性も無きにしもあらずです。
「優男」の意味
「優男」には2つの意味があります。1つ目は「姿かたちが上品ですらりとしている男」、2つ目は「性質のやさしい男」という意味です。
どちらか一方を指して「優男だねえ」という場合もあれば、どちらも兼ね備えている場合に用いる表現でもあるのが特徴です。
2つの意味がある以上、「優男」と言われた場合は見た目が良いことを意味しているのか、それとも優しい性質の男性であると言われているのかを区別する必要があります。
ただ、最近は見た目が頼りなく、弱々しく見える男性を「優男」と言う傾向が増えてきました。もし「あなたは優男ね」と誰かに言われたら、「それは褒め言葉と捉えていいのかな?」と聞いてみる必要がありそうですね。
「優男」の語源
「優男」の語源は「まさりお」で、「優れた成人男性」という意味です。「まさりお」の漢字表記は「優男」で現在と同じなのですが、「やさおとこ」と比べると、読み方と意味が全く異なってしまっていることがわかります。
「優男」は後に「丈夫(ますらお)」の語源ともなり、こちらは「成人の丈に達した男性」を意味する言葉です。とりわけ心身ともに優れた男性のことを「偉丈夫(いじょうふ)」と言い、女性たちから非常にモテたとされます。
心身共に優れていることが条件となると、かつての男性たちは現在よりもはるかに高いハードルをクリアしなければ、女性達から優男とは認められなかったというわけですね。
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