虚栄心が強い人の心理
そこで解説していくのが、虚栄心が強い人にありがちな心理についてです。なぜ虚栄心が強い人は必死に見栄を張ろうとするのか、その心の秘密に触れていきましょう。
自分の弱さを隠したい
特徴を見てもわかる通り、虚栄心が強い人は自分の弱さをとにかく他人に悟られたくありません。見栄を張るのも、自分の弱さや本来の実力を見せたくないからなのです。
また、虚栄心が強い人はプライドが高いのも特徴のひとつ。そのプライドの高さゆえ、自分自身の弱さを認めることができないのでしょう。
虚栄心が強い人は周りの人に対して劣等感を抱いていることも多いため、弱さを認めてしまえばより自分が劣っているように思えてしまい、そんな状況に耐えられないと考えてしまうのです。
他人を恐れている
実は虚栄心が強い人は他人を恐れています。誰に対しても自分を大きく見せたがるのは、他人を恐れているからこその行動だと言えるでしょう。自分を大きく見せれば舐められないだろう、歯向かわれないだろう…そう思ってこその行動なのです。
また、特徴のところでも触れましたが、虚栄心が強い人は自分が追い詰められる場面を極力避けたがります。追い詰められると、劣等感や自己肯定感の低さが刺激されてしまう恐れがありますし、普段自分を大きく見せるためについている嘘がバレてしまう恐れもあるからです。
虚栄心が強い人は、そういった2つの理由で他人を恐れています。つまり、基本的にどんな時でも、他人に対してある程度の敵意と恐怖心を抱いて接していると言えるでしょう。
誰よりも上に立ちたい
誰よりも上に立ちたいという気持ちが強いため、虚栄心が強い人は他人を見下したり、マウンティングをとって優位性を証明したりすることが多いです。また、劣等感が強いことも相まって、自分を安心させるために、人を見下したいという欲求が強くなると言えるでしょう。
虚栄心が強い人は、基本的に勝ち負けで人を判断していることが多いため、自分より下の人がいれば安心しますが、上の人がいれば、見栄を張ったりマウントをとったりして上に立ちたいと考えてしまいます。
誰よりも上に立てば自信のなさを補える、誰も歯向かってくることはないだろう、上に立って優越感に浸りたい、プライドを満たしたい…そんな欲求が、人と自分とを必要以上に比較し、やたらとマウンティングを取る理由だと言えるでしょう。
自分に自信がない
虚栄心が強い人は自分に自信がありません。自信家であるかのように振る舞っていますが、周りの人を恐れていて、それでいて弱さを見せたくないはないため、誰よりも上に立って安心するために、自分が大きく見えるよう振る舞っているのです。
そもそも虚栄心が強い人は自己肯定感が人よりも低いため、何をするにも自信が持てないのが本音なのです。
実際に行動して自分の優位性を確立することはせず、見栄を張って大きく見せようとするのも、実際に行動しても結果が伴わないと思い込んでいるからでしょう。
「自分の考え=周りの考え」だと思っている
自分の考えは周りの考えと一緒だろうと思い込んでいるのも、虚栄心が強い人の心理的特徴のひとつでしょう。偏見や固定観念が強く、それを全面に出して他人と接するのも、「どうせ皆も偏見や固定観念を持っているだろう」と思い込んでいるからだと言えます。
また、虚栄心が強い人は自分の考えを人に押し付けることがよくありますが、これも、周りも自分と同じ考えなら押し付けても問題ないだろうと思っているからでしょう。あるいは、同じ考えの中でも自分の考えのほうが優れている、正しいという根拠のない自信かあるから押し付けているとも言えます。
基本的には自分に自信がありませんが、自分の考えや価値観には自信を持っているため、自信を持っていることでは非常に強気に出られるのです。
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