「どうしたらいいかわからない」に関する専門家の意見やアドバイス
人間関係に不安を抱えたとき、どうすればいい?
人間関係の悩みを抱えている人は少なくありません。不安な気持ちを軽くするには、どうしたらいいのでしょうか。『毎日3分!その日の後悔リセット術:イライラ・モヤモヤ・クヨクヨを引きずらない34の習慣』(Emma)には、以下のような記述があります。
「あなたは今までの人生で、どのくらいの時間、人間関係で悩んできましたか?
人間関係の問題は、ほんの小さな誤解や、わかり合えないことから起こります。相手が自分のことをわかってくれない、理解しようとしてくれないことへの不満です。
あなたが人間関係に悩んでいるのは、相手があなたのことをわかってくれないからではありませんか? たとえば、あなたが何かやりたいことがあって、相手に相談したとします。それを、いきなり否定されたらどう思いますか? 逆に応援されたらどうですか?
私が人間関係に悩んでいた時も、『誰も私のことをわかってくれない』と思い続けていました。わかってくれないことをわかってもらうには、相手の誤解を解き、わかってくれるように何度も伝えなければなりません。
なぜ相手はわかってくれないのでしょうか?
世の中には、人の話を否定的に聞いている人と、肯定的に聞いている人がいます。
あなたが誰かと会話をする時に、相手は自分の話をわかってくれると思って話していますか? それとも相手は自分の話を否定するだろうと思って話していますか?
ほとんどの人は、否定されると思って話してはいません。ですから、否定されるとざわざわします。
そもそも人と関わる時の前提として、自分と相手は、まったく違う人間であるということを理解していたらどうでしょうか? 自分と相手は違う考え方でいい、わかり合えないこともある、と思って会話をするのです。そう思って会話をすると、わかってもらえなくなってもざわざわすることが少なくなります。
私たちはいろいろな場面で人に対して『評価』をしてします。たとえば、私たちが誰かと初めて会った瞬間、相手に対して無意識にしている評価は、敵か味方か、どちらが上か下か、好きなタイプか嫌いなタイプかなどです。それ以外にも、どちらが正しいか間違いか、どちらが得をするか損をするかなど、無意識に評価しています。このように自分と相手を比較して評価をすることで、悩みを増やしています。
私が人間関係で悩みたくないと思った時に、意識して取り組んだことがあります。それは人のことをとやかく言わないこと、人から影響を受けないことです。人のことをとやかく言いたくなるのも、影響を受けるのも、相手と自分を比較し、評価しているからです。」
このように、相手と自分の考え方に相違があることを前提に人付き合いをするだけで、「わかってもらえない」という不満を抱く場面は減るかもしれません。また、周囲と比較する癖をやめれば、気持ちが楽になるでしょう。
どうしたらいいかわからないとき、一歩前に出る勇気を持とう
人生の岐路に立ったとき、大きな決断を下すのは、とても勇気が要るものです。どうしたらいいのかわからず、最初の一歩を踏み出せないこともあるでしょう。『1秒で「気がきく人」がうまくいく』(松澤萬紀)には、以下のような記述があります。
「中学生時代、剣道部に所属していた私は、顧問の先生に『おまえは、試合をする前から負けている』と指摘されたことがありました。
なぜかというと、審判の『はじめ!』の掛け声の直後に、無意識に一歩下がるクセがあったからです。
戦う前から対戦相手の気迫にひるみ、自分から逃げていたのです。
『怖くても、一歩前に出なければいけない。技術ではかなわないのだから、せめて、気持ちで負けないようにしよう』
『強い相手に勝つことはできないかもしれない。けれど、一歩だけ前に出ることはできる』
そう思うようになってから、私は少しずつ変わりました。市の大会で3位の成績を収めるなど、『一歩だけ前へ出る勇気』が大きな結果につながるようになったのです。
大きな勇気を持つには、大きな決意が必要です。だから怖くなる。
大きな勇気を持つには、大きな努力が必要です。だから、あきらめたくなる。
けれど、私の一歩がそうだったように、『ほんの一歩だけ前へ出る勇気』なら、誰もができるのではないでしょうか。
変化に必要なのは、大きな勇気を振るうことではなく、『一歩だけ前へ出る勇気』を積み重ねることだと私は考えています。
(中略)
新しいこと、慣れないこと、はじめてのことに取り組むとき、不安な気持ちがもたげてくることがあります。そんなとき私は、いつも、自分に言い聞かせています。
『たとえ大きな勇気は持てなくても、小さな勇気なら持てるはず。1メートル前に進むことができないのなら、1センチでもいいから前に進もう』
少しでいいから、自分から行動してみる。少しでいいから、今日の自分にできることをしてみる。
その『小さな勇気の積み重ね』が、大きな未来につながることを信じてみてくださいね。」
このようにどうしたらいいかわからないときこそ、「一歩だけ前へ出る勇気」を持ちたいものです。小さな勇気の積み重ねが、大きな未来につながるのかもしれません。
<参考文献>
『毎日3分!その日の後悔リセット術:イライラ・モヤモヤ・クヨクヨを引きずらない34の習慣』(Emma)
『1秒で「気がきく人」がうまくいく』(松澤 萬紀)
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