自分の意思がない人とは？その特徴や克服するための方法を徹底紹介！

そもそもなぜ、自分の意思がない人はそうなってしまったのでしょうか？少なからず自分には意思があり、必要な場面では意見も考えも言えるという人からしてみれば、自分の意思がない人には疑問を感じてしまうでしょう。

自分の意思がない人の中には性格や価値観が原因の人もいれば、周りの環境の影響でそうなってしまった人もいます。

そのため、自分の意思がない人と上手く付き合いたい、または克服したいと考えるのならば、上手く原因を見抜いて対処法を探していく必要があるでしょう。

プライドが高い

実はプライドの高さが原因で自分の意思がなくなっている人もいるってご存知でしたか？ほとんどのプライドが高い人は自分の意思を持っています。それどころか自己主張が激しく、誰にも意見を譲らない、まさしく自分の意思がない人とは真逆の存在なことがほとんどでしょう。

しかし、中には「失敗したくない」「考えるのが苦手だけどそれを周りに知られたくない」と不安を抱いている人もいます。そしてこれはプライドが高い人にとって、失敗することや「考えが浅い人」だと思われるのは許せないものです。

プライドが高いのに意思がない人は、そんな自分を隠すために「何でもいいよ」「それでいいんじゃない？」と上から目線で発言する中で失敗への恐怖や不安な自分を隠し、プライドを保とうとしているのだと言えるでしょう。

普段自分で考えて行動することが少ないから

自分の周りの人が自己主張が激しかったりリードすることが多かったりすると、そもそも自ら考えて行動する機会は少なくなります。そういった環境に身を置いていると自分の意思で行動する必要性を感じなくなり、次第に意思がない人へと変わっていくこともあるのです。

特に自分の意思がない人の多くは、出来る限り人間関係の衝突を避けたいと思っていますよね。自分さえ相手に合わせれば物事は穏便に進むと考えると、無理をして自己主張が強い人に自分の意思をぶつけるよりも、合わせたほうが無難だと思えてしまいます。

それに慣れていけば、たとえ自己主張が激しい人が相手ではなくても合わせることが当たり前となっているため、自分の意思表示をすることがなくなってしまうのです。

幼い頃から何事も指示されて育った

幼い頃から両親や兄弟、または周りから何事も指示されて育ってしまうと、大人になってもそれが当たり前だと感じて生きるようになります。幼い頃からの教えや習慣というものは、なかなか大きなきっかけが訪れない限り改善できるものではありません。

ずっと両親に言われるがまま過ごしてきたのならば、誰かに従うことがその人にとっては当たり前であり、ごく普通の日常の風景になっています。自分の感情や意思を優先するという考え自体が浮かばず、たとえ浮かんだとしても我慢することを優先させてしまうでしょう。

過去に自分の意思によってトラブルが起きた

過去に自分の意思が原因でトラブルが起き、それに対してトラウマのようなものを感じていると、自分の意思がない人になってしまうこともあります。自分の考えや感情を優先するのはリスクがあり、それならば黙っていたほうが良いと思ってしまうのです。

誰だって自分の発言が原因で物事が失敗したり、誰かに迷惑をかけたりした経験は持っているでしょう。そのため、「それくらいで…？」と疑問に思うかもしれません。しかしもともと繊細な人や責任感が強い人などは、そういった失敗によってひどく自信喪失してしまうのです。

失敗によって自信喪失をしてしまえば、何か自信を持てるようなきっかけが訪れないかぎり、保守的になっていきます。また、責任を持つことへの恐怖心もあるため、もう失敗しないためにも自分の意思や感情を我慢し、誰かに合わせようと思うのでしょう。

気遣ってくれる人がいなかった

誰もが自分の意思を簡単に表現できるとは限りません。たとえ自分の意思や考えを持っていても、臆病だったり内気だったりすると、誰かが気遣ってくれない限り自分の考えを発言することはできないことがほとんどです。

他力本願な性格と言えばそれまでですが、十人十色という言葉があるように人にはさまざまな性格や価値観があります。誰かとコミュニケーションを円滑に取っていくためにはそれに配慮をして、必要があれば手を差し伸べたり勇気を持ったりして、意見を交換することが大切でしょう。

しかし、そんな意見を聞いてくれる人、気遣ってくれる人が身近におらず、自分自身も勇気を出そうと思えなかった場合、意思を持って何かをしようといった考えは失われやすくなるのです。