反省しない人とどう付き合う？対処法や反省させる方法などご紹介！

ここまでは、反省しない人と良好な関係を築く方法を紹介してきました。しかし、どうしても本人に反省してもらわなければならない場面もありますよね。そのような場合はどうすれば良いのでしょうか。

最後に、反省しない人を反省させる方法を紹介します。

本人の事を認めつつ改善点を伝える

反省しない人には反省しない人なりの言い分があります。したがって、その言い分を頭ごなしに否定して反省させようとしてもうまくいきません。本人は納得するどころか余計に反発し、反省しないようになるでしょう。

反省させたいのであれば、まず本人の言い分を認める必要があります。そして、それを認めたうえで改善すべき点を伝えましょう。

一度本気で怒る

これは、自分の失敗を大したことないと考えているタイプの人に有効な方法です。こちらが指摘していることをあまり真剣に受け止めていない状態なので、その指摘が真剣なものであることをしっかりと伝えましょう。こちらが本気で怒れば、冗談で言っているわけではないことが伝わるはずです。

ただし、プライドが高い人や反省する勇気がない人にとっては逆効果になることがあります。自信を喪失しすぎて、反省するところまで考えが行かないのです。会社に来なくなる可能性も考えられます。上手くその人材を活かしたいのであれば、別のアプローチ方法を検討しましょう。

反省点を論理的に指摘する

直感的に物事を判断する人は、自分が悪いにもかかわらず他者に責任を転嫁することがあります。このような場合には、その人の直感が間違っていることを徹底的に教えなければなりません。

誰がどうして悪かったのか、充分な時間をかけて説明しましょう。もともと考えるのが苦手な人が相手だと納得させるにはかなりの時間と手間がかかります。一度説明したくらいでは理解してくれないこともあるでしょう。

それでも、その人に欠点を改善してもらうには根気強く向き合うしかありません。

反省内容を考えさせる

問題点を指摘しても、それが分かっただけで反省まではしない可能性があります。しかし、これでは問題を解決することはできません。

そこで必要になるのが、反省内容を本人に考えさせることです。「同じことを起こさないためにはどうすればいいのか」を本人に考えさせ、その答えを提出させましょう。

反省しないと周囲が困ることを認識させる

反省しない人に反省させたいのは、反省してもらわないと周囲が困るからですよね。仕事で言えば同僚や上司に負担がかかるわけです。

しかし、責任感のない人はこの点を理解していないことがあります。自分が反省しないせいで、周囲にどれほどの負担がかかっているのかを知らないのです。

このような場合は、反省しない人に対して周りがどれほど困っているのかを具体的に示しましょう。たとえば「○○さんの残業が△時間伸びた」など数字で示せばわかってくれるでしょう。

罰則を設ける

罰則は、自分がやったことが反省すべきことであると理解できない人に有効な方法です。

どこまでがよくてどこからが悪いのかは、あらゆる場面で曖昧です。仕事だけでなく友人関係の意見のすれ違いなどでもそう感じたことがある人は多いでしょう。これではトラブルが起きたときに誰が悪いのかを決定できません。

そこで、「このラインを超えたらアウト」という線引きを設けることが大切になります。そして、その線引きを超えたら罰則を受けるようルールを決めることで、何が悪いのかをはっきりさせるのです。反省すべき点の理解を促せるとともに、罰則を避けたいというモチベーションを植え付けることができます。

ただし、罰則は適度なものでなければなりません。反省していても罰則を受けるような厳しい内容だと反省のしようがありません。逆に、甘すぎると罰則を恐れなくなります。