共依存恋愛をしがちな人の特徴《後編》
どちらかが依存体質で、相手も引っ張られてしまうこと。または、どちらも依存体質で、なるべくして共依存恋愛してしまうこと。ほかにも、相手の依存体質にしっかり応えていたら、抜け出せなくなってしまうことなど…。
つまり、どちらかが依存体質だと、共依存恋愛に発展する可能性が非常に高いのです。自分、もしくは恋人の性格を思い返して、特徴が当てはまっていたら、対策を取らなければなりませんね。
基本的に、共依存とは、良い意味で使用される言葉ではありません。多くの場合、つらい、しんどい感情がつきまとう関係性なのです。早めに対処をするためにも、自分や恋人の性格を今一度考えてみましょう。
自分のことをおろそかにする
相手を大事にしているがゆえ、自分のことをおろそかにする人もいますよね。どんな小さなことでもたとえられます。見たいテレビ、睡眠欲など、そんな自分の欲求は恋人の前では消失してしまうのです。
恋人から会いたいというメッセージを受け取ってしまえば、自分のやりたいことを封印できるほど相手の希望を尊重するでしょう。
このように第一優先を恋人にしてしまう人は、共依存恋愛に発展してしまう可能性が高いです。恋人を優先していると生活のリズムも変わりますし、自分のやりたいこともなかなか進まないはず。自分の仕事や学業の能力の低下にもつながり、劣等感が生まれてしまうこともあります。
劣等感を強く持てば、共依存恋愛の特徴が増えてしまいますね。このとき「このままじゃダメになる」と思うか「自分には恋人しかいない」と思うかで、共依存恋愛を抜け出せるかどうかの岐路に立たされますが、優先順位の意識を変えることはなかなか難しいのです。
友人より恋人を優先する
恋人ができた途端、同性の友人と遊ばなくなるタイプの人も、共依存恋愛になる特徴を持っています。
友情は恋愛とは違いますが、大事なもの。しかし、恋人のためなら、友情を少しおろそかにしても問題ないと考えているのでしょう。それほど、恋愛自体に依存していると言えます。恋愛依存体質なら、共依存になることも容易に予想できますよね。
また、このタイプの人でも、不思議と友人がいなくならないので、自分の異常さに気づけないことがあります。類は友を呼ぶと言うように、周囲の友人たちも同じような思考回路を持っているパターンが多いからです。
「恋人と会うなら仕方ない」と簡単に許してくれる友人なら、甘えてしまい、エスカレートするのも無理はありません。そして、その友人も共依存恋愛体質である可能性を秘めています。価値観の違う友人が一人でもいれば、もしかしたら共依存恋愛にならないかもしれませんね。
貢ぎグセがある
恋人へ貢ぎグセがあるのは、ただ単に自分の余裕を見せつけたいから…という心理だけではないのです。貢いだ分だけ自分に返ってくることを、期待している心理の方が多いのではないでしょうか。
これは、貢げば貢ぐほど自分が愛されると思っているタイプの人です。もっとたくさんの愛を伝えて欲しいという主張が、物やお金に変わっているのでしょう。
ただ、これは誰にでもある感情の延長線。相手の誕生日に良いものをあげたいと思うことは普通ですよね。喜んでもらえたらすごく嬉しいでしょう。喜んでもらえた=自分の評価が上がった、と解釈してしまうのも、おかしなことではありません。貢ぎグセがある人は、この達成感を求めているのです。
しかし、エスカレートすると、何か価値のあるものを与えないと自分は愛されない、という劣等感が育ってしまいます。劣等感が共依存につながりますし、今まで貢いだ分を無駄にしたくなくて、抜け出せないこともあります。
時間の共有を当たり前と思っている
恋人同士は常に一緒に居るもの!と思っている人は、恋愛依存体質です。自動的に、共依存の恋愛に発展するでしょう。
婚姻前の時間の共有には限りがありますよね。しかし、空いた時間はすべて会うことが前提になっているカップルもよく見受けられます。
もちろん、一緒に居たくてそうしているのでしょうが、当たり前になってしまうと、ちょっと頻度が少なくなっただけで寂しさを感じるようになります。また、二人の時間に刺激がなくなってくると、おのずと喧嘩になる可能性だってあるでしょう。
これは「一緒に居て当たり前」という共依存が生み出している問題ですので、どちらかが距離感を取らない限り、解決することはありません。
ただ、結婚をしているわけでもないのに「相手が居て当たり前」の状況で、うまくいくカップルもいます。そういったカップルは、二人で一緒に居ても、お互い別々に好きなことをできるので、共依存とはならないのです。
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