赤い服を着ることで起こる心理的変化とは
では、赤色は人にどんな影響を及ぼすのでしょうか。ここでは、赤い服を着ることで起こる、心理的変化に迫ります。
気持ちを前向きにさせる
近年、色を利用して心身のバランスを整えるカラーセラピーが人気です。カラーセラピーでは、赤色はストレスに強くなったり、行動的になるといった効果をもたらすと考えられています。
また、昔から「情熱の赤」と言われるように、赤色にはアドレナリンを分泌させる力があるとされるのが特徴です。
さらに、赤は炎を連想させるため、温もりや熱を思い起こさせることもあります。暖かさは気力を充実させる力につながることから、赤い服を着ることで気持ちが前向きになる心理的変化が生まれるといわれてます。
つまり、赤色には強い力があると言っていいでしょう。となると、赤い服を着ることによる心理的変化は、かなり大きいと考えられますね。
目を引き関心を集める
赤い服を着ている人は、どうしても目立ちますよね。これには理由があります。
赤色自体が目を引くというのも理由の一つですが、赤色には気持ちを前向きにさせる力があり、これが行動力につながっているようです。そのため、赤い服を着た人は知らないうちに自分に自信を持てるようになると考えられます。
自分に自信を持っている人は、堂々とした歩き方になりますし、自信にあふれる様子が魅力的に見えるはずです。赤い服を着ると周囲の目を引くのは、自分でも気づかぬうちに自信に満ちた態度になるからでしょう。
スポーツでの成績が良くなる
イギリスのダラム大学による調査で、人は赤い色を見るとより強く、より素早くなることがわかったという報告がされています。
スポーツ競技においてユニフォームに赤色が多く使われるのは、赤い色がもたらす心理的変化により、普段より俊敏に素早く動き、強くなれると考えられるからです。したがって、スポーツでの成績がよくなる可能性があります。
実際、赤色のユニフォームを着て行った試合では、自らに有利な試合運びに持ち込めたという研究結果も出ているとか。今後、スポーツを見る時はユニフォームの色に注目すると、より楽しめそうですね。
ダイエットにも効果あり?
赤い服がダイエットによいと言われる理由は、赤色が前向きな気持ちにさせるとともに行動力を引き出すことから、「ダイエットのために運動しよう!」という気にさせるからです。
そのため、赤い服が生み出す心理的効果のおかげで運動が長続きすると考えられます。これまで「体を動かすダイエットはいつも三日坊主だった…」という人は、トライしてみる価値アリです。
運動が長続きすると、徐々に新陳代謝がよくなり、エネルギーの消費量が増えていきます。赤い服を着るとダイエットになるという説は、人に動こうという心理的変化をもたらすたところから来ていると言えますね。
出典:
働く人の心ラボ(日本産業カウンセラー協会)『赤色が持つ6つの効果とは』
https://blog.counselor.or.jp/work_technique/f201
AFPBB News『赤いユニホームのサッカーチームは強い?英研究結果』
https://www.afpbb.com/articles/-/2369153
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