「友達から恋人」に関する専門家の意見やアドバイス
「友達を好きになってしまう」のは男性の方が多い
異性の友達を恋人候補として意識してしまうのは、男性の方が多いという説があるようです。『「なるほど!」とわかる マンガはじめての恋愛心理学』(ゆうきゆう)には、以下のような記述があります。
「なんでも話せる異性の友達というのは、貴重な存在です。しかし、男女の仲は難しいもの。友達だと思っていた相手を、いつの間にか異性として意識してしまうこともあります。
果たして、男女の友情は成立するのでしょうか。賛否が分かれる命題ですが、おそらく『成立する説』に賛成するのは、男性よりも女性に多いと思われます。なぜなら、心理学的には女性に比べて男性のほうが、友情が恋心に変わりやすいといわれているからです。
たとえば、社会心理学者ルビンが行った調査では、女性は異性に対する好意(友情)と恋愛感情を男性よりも区別して考える傾向があると指摘されています。アメリカの心理学者レチェックの調査においては、男性のほうが女友達に対して性的関心を抱きやすく、『もしかして恋愛感情をもたれているのでは?』などと勘違いしやすいこともわかっています。
愛のかたちはさまざま。付き合いが深くなると、恋愛感情は友情に似た感情に変わっていくともいわれます。この二つの定義だけではうまく語れない部分も多くあるでしょう。」
そもそも気が合わなければ友情関係は成立しませんし、前提として信頼や尊敬の気持ちもあるでしょう。そこに、何か決め手となるようなキュンとする出来事があれば、恋に落ちてしまう場合もあるのかもしれません。
友達止まりから恋人の座を射止めるには?
自分ではいい雰囲気だと思っていても、友達止まりの関係からなかなか抜け出せないこともあるでしょう。そういう状態を脱するにはどうしたらいいのでしょうか。『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ。』(DJあおい)には、以下のような記述があります。
「恋愛対象にまで発展できず、友達止まりが多いというのは、自分の女性らしさにコンプレックスを抱いている人に多い傾向なんですよ。こういう人は自分の女性である部分を出すことに恐怖心を感じてしまっているわけです。
それは過去の失恋から自分の女性である部分に自信をなくし、好きな人に女性として見られたい反面、『女性として見られなかったらどうしよう』という不安から生じている恐怖心なんですね。ですので、好きな人と接しているときほど自分の女性である部分を隠してしまい、異性としてではなく、同じ人間同士として接してしまうわけなんです。
同質なものに惹かれ合うのが友情であり、異質なものに惹かれるのが恋愛感情ですから、相手に女性である部分をさらけ出せないと、結果的に友情止まりになってしまうわけです。
だから、自分の女性としてのコンプレックスにちゃんと向き合い、消化すれば、『友達止まり』も卒業できるはずですよ。
これはサバサバしている女性に多いケースでもあります。多くの場合、自分の女性らしさを隠すために身に付けた自己防衛のためのサバサバですから、”サバ女”ほど恋愛に関しては消極的で臆病だったりするものです。」
親しい男友達の前で「女性らしさ」をさらけ出すのは、照れくさいでしょう。しかし、二人きりになった時などに、意外な一面を見せることで、友達ではなく恋人候補として意識してもらえるようになるかもしれません。
<参考文献>
『「なるほど!」とわかる マンガはじめての恋愛心理学』(ゆうきゆう)
『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ。』(DJあおい)
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