「独占欲」に関する専門家の意見やアドバイス
「独占欲」は不安の裏返し!?
彼氏がほかの女の子と親しそうに話していたら、気になってしまうでしょう。多かれ少なかれ誰でもやきもちをやくものですが、度を超すと「束縛しないでほしい」「独占欲が強すぎる」などと嫌がられてしまうかもしれません。『「なるほど!」とわかる マンガはじめての恋愛心理学』(ゆうきゆう)には、以下のような記述があります。
「『ほかの女性と話さないでほしい』『1日1回必ず電話してほしい』など、独占欲が強く、恋人を束縛しないと安心できない人がいます。
恋人を束縛してしまうのは、不安や嫉妬と同じ心理、つまり自己評価の低さが原因となっています。恋人を束縛することで、相手の愛情の深さと自分の価値を試そうとし、またライバルを少なくしようとします。恋人がそばにおらず、何をしているかわからない状態では、『ほかに好きな人ができてしまうのでは?』と、強い不安を感じずにはいられないのです。こうしたタイプの人は、過去に恋人に浮気をされるなど、大きく傷ついた経験をもっている場合があります。
また、幼少期に両親の愛情を十分に受けられず、家庭に不信感をもったまま大人になっているケースも見られます。『自分は誰かに愛される存在』という自信がもてないのです。
束縛をやめてほしい場合は、相手の魅力や好きなところを積極的に言葉にして、『愛される自信』を高めてあげることが大切です。繰り返し伝えることで、少しずつ気持ちもおさまってくるはず。『束縛しないで!』『私のことが信じられないわけ!』などと怒るのは逆効果です。」
あまりに独占欲が強いと、相手を疲れさせてしまいます。「もし、自分が逆の立場だったら」と想像してみるといいかもしれません。不安だからと束縛するよりも相手を信じて自由にしてあげたほうが、円満な交際が続くでしょう。
独占欲が強い彼氏はトラブルを招くことも
独占欲が強い男性は、交際がうまくいかなくなるとストーカー化するおそれがあるようです。男性向けに書かれた恋愛指南書『女性が語る「こんな男性は恋愛対象外!」:女性に嫌われる男性の特徴とは?』(斉藤玲子)には、以下のような記述があります。
「女性は相手の男性のことがどんなに好きであっても、一度『嫌いだ』と自覚した途端、目の前に開かれていた扉をしっかりと閉めてしまい、二度と開けない生き物です。
その変わり身の早さに多くの男性は、とまどい混乱することでしょう。
しかし、そのような状況に陥った女性が、再び心変わりして、あなたの元に戻ってくる可能性は、ほぼありません。
それどころか、むしろ嫌悪感を持って、あなたのことを遠ざけようとさえするでしょう。
そのような女性の特長を心得て、もう無理だと宣言された場合は、潔く身を引くことが大切です。
深追いしたり未練がましく後を付けたりして、罵詈雑言を浴びせられるばかりか、ストーカー呼ばわりまでされた男性を私は何人もみてきました。
女性の最終決断、その強さは、男性が想像する何倍も頑固なものなのです。
余計な深追いをせず、ありあまるエネルギーを新しい恋に向けて最大限に活用しましょう。」
このように、独占欲の強い男性は、こちらが心変わりしても受け入れてくれず、むしろ執着心を強めてしまうことがあるようです。この手の男性ときれいに別れるためには、曖昧な態度を取らずにきっぱり突き放したほうがいいでしょう。
<参考文献>
『「なるほど!」とわかる マンガはじめての恋愛心理学』(ゆうきゆう)
『女性が語る「こんな男性は恋愛対象外!」:女性に嫌われる男性の特徴とは?』(斉藤玲子)
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