疎外感を感じる人の心理とは
よく疎外感を覚える人の中には、「実際にハブられているわけではないのに、なんでこんな気持ちになるのだろう」と疑問に感じている人もいるでしょう。疎外感を抱くことはあまり良いことではないため、できれば感じたくないと思う人は多いはずです。
どうすれば感じにくくなるのか、その対処をするためにも、疎外感を抱く人の心理を知っておくことは大切でしょう。
嫌われているのではないかと不安
最も多いのが「周りから嫌われているのではないか」という不安な気持ちです。疎外感を覚えた時に思うのは、「自分だけ仲間はずれにされている」という気持ちですよね。では、仲間はずれは基本的にどのような状況で起きやすいのかを考えてみてください。
一般的に仲間外れにされることが多いのは、周りから嫌われている時や、距離を置かれている時などでしょう。
そういった認識が頭の中にあるため、仲間はずれにされたと感じた際、「もしかして自分は嫌われているのかも…」という気持ちに結びつきやすいと言えます。
自分が弱いと感じる
自分が弱いと感じた時に、疎外感を抱くこともあります。たとえば、自分の意思を伝える能力が弱いと自覚している場合、周りの人に意見を合わせることはよくあることでしょう。
自分の意見は周りとは違うと思っていても、意見を主張する勇気もなく、反論された場合の対処もわからない場合、つい周りに意見を合わせがちになってしまうのです。そして話が盛り上がれば盛り上がるほど、自分の意見と周りと意見の温度差が生まれていきます。
話を合わせることは、疎外感を覚えないための対処法の一つであるのも事実です。しかし、疎外感を覚えないように周りに合わせたとしても、「本当は自分はそう考えてはいないんだけど…」と思っていると、結局は疎外感を覚えてしまうケースは珍しくありません。
注目を浴びたい、優越感に浸りたい
中には、周りから注目を浴びたいという気持ちから、あえて疎外感を抱く状況に身を置く人もいます。集団生活をしていく中で、輪の中に特定の誰かが入っていない状況を目撃したとしましょう。優しい人ならば、輪の中に入っていない人のことを気遣ってあげますよね。
その優しい誰かから構ってもらえたときの嬉しい記憶があって、あえて孤立する人もいるのです。場合によっては、自分を気遣ってくれた人が、自分を疎外した人たちを責めることもあるでしょう。「なんで仲間はずれにしてるの、可哀想でしょ」と疎外感を覚えた人をかばい、周りを責めるのです。
その時に感じる優越感が気持ちくて、構ってもらえることが嬉しくて、疎外感を覚えた後の優越感を求めるあまり、自ら孤立しようとする、複雑な心理を持つ人は少なからずいます。
周りと自分が合わないと感じる
周りと自分との相性が合わないことで、疎外感を覚える人も珍しくありません。たとえば、会話のテンポ、テンションの高さなど、接していて「あ、この人と自分は合わないな」と感じてしまうことってありますよね。
割り切ることが上手な人ならば、合わないと思ったらサッと身を引くことができます。しかし、そうできない人も中にはいて、無理やり周りと合わせることで、本当は輪の中に入るべきではないのに無理して加わり、そんな自分を自覚して疎外感を覚えてしまうのです。
これは、特に職場や学校などで抱くことが多い疎外感でしょう。そういった環境は、自分の気持ちひとつでどうにかできるものでもありません。それでもその場にいなくてはいけないため、無理に合わせ、その度に疎外感を覚えてしまうことはよくあることだと言えます。
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