共依存夫婦に起こってしまいがちな問題
子どもにも依存してしまう
共依存夫婦は、本来の家族としてあるべき愛情のバランスが崩れてしまったため、子どもに依存してしまうことがあります。
例えば、夫からの暴力や暴言が日常化している妻が、夫から与えてもらえない愛情を子どもから受け取ろうとして、一心に愛情を注いでしまうパターンです。子どもに対して過度に「必要とされたい」「自分の望むように育ってほしい」と願い、支配しようとします。
これはいわゆる毒親というもので、子どもの成長に悪影響を及ぼしかねません。親の支配下にいた子どもは、成長して自立する年齢になっても自立することができなかったり、反対に親との関係を断ち疎遠になることを望むケースもあります。
精神的に疲れてしまう
共依存夫婦は、相手に自分の存在価値を委ねてしまうため、パートナーに振り回されやすく精神的に疲れてしまうことがほとんどです。
日々パートナーの機嫌や顔色、言動に左右されてしまうので、心が休まることがありません。また、自尊心が欠如しているので、日常生活の中で満たされることが少なく、どんどんマイナス思考に陥ってしまいます。
さらに、周囲に当たり散らしたり反対に塞ぎこんでしまうようなこともあり、情緒が安定しません。共依存の状態は、心の健康まで奪ってしまうのです。
DV問題が起こりやすくなる
共依存夫婦になってしまうと、DV問題が起こりやすくなります。
共依存の状態は、安定している時は仲睦まじく、周りから見ても問題があるように見えないかもしれません。しかし、何か問題が起こると感情のコントロールが利かないところまで怒りが達し、すさまじい勢いでぶつかりあってしまうことがよく起こります。それが、DVにまで発展してしまうことがあるのです。
DV加害者は、自分の思い通りに相手をコントロールするために、精神的、肉体的に暴力を振るいます。ところが、支配下にいる被害者は「自分にも非がある」と相手を責めず、DVを受けている認識がないこともあるので、問題が表に出てきにくいのです。
苦しくても離婚することができない
共依存夫婦は、その状態が苦しくても離婚することがなかなかできません。
共依存の状態になると視野が狭くなり、周りとのコミュニケーションも希薄になります。なぜならば、支配している側が肉体的、精神的、社会的に相手を孤立させて、自分以外の人間や外の世界との交流をシャットアウトしようとするからです。
支配されている側は、そんな状況の中でも「自分にはこの人しかいないから」などと自分を納得させて過ごしてしまいます。そのため、辛くても離婚するという選択までなかなかたどり着けないのです。
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