共依存夫婦になってしまう原因
では、なぜ共依存の状態を引き起こしてしまうのでしょうか。
自己肯定感が低い
自己肯定感が低い人は、相手に認めてもらいたいという気持ちが強く、共依存の状態を引き起こしやすくなります。
なぜなら、自らを無条件に認めることができないので、自分以外の誰かの存在によって自身の価値を測ろうとしてしまうからです。
さらに、周囲にいる人間の言葉や態度によって物事を決定してしまうところがあります。それにより、パートナーや周囲の人間に対して過剰に執着してしまう傾向もあると言えるでしょう。
依存体質
性格的に依存体質な人は、共依存になりやすいと言われています。
依存体質の人は、もともと精神的に人よりももろい部分があるため、不安やストレスに1人で耐えることができません。そのため、人や物に執着して気持ちを和らげようとします。特に身近にいる人間に寄りかかってしまいやすいので、恋人や夫婦といった関係の相手に依存しやすいでしょう。
また、執着できる人がいないと、タバコ、ギャンブル、酒などに走りやすく、家庭内でのトラブルを引き起こす原因を作ってしまうこともあります。
周囲に流されやすい
共依存夫婦になってしまう人は、周囲に流されやすいという一面があります。
周囲に流されやすい人というのは、相手から批判されたり嫌われることを極端に怖がってしまうので、自分の意見を持って行動することができません。そのため、相手のペースにあわせることでその場を取り繕っているのです。
夫婦となった場合、ある程度自分の意見を持って行動ができないと、相手の主張が常に優位になってしまいます。悪く言えば、パートナーの言いなりになってしまうのです。この状態が長く続くと、徐々に判断能力を失っていき共依存を引き起こしてしまいます。
責任感が強い
責任感が強い人は、真面目な性格であるがゆえに相手に尽くしすぎてしまうところがあり、共依存になりやすい性格だと言われています。
例えば、アルコール依存症の夫を抱える妻が「なんとかしてあげなければ」と献身的に支える、といった話はよく耳にする状況です。一見、相手を一生懸命に思い疲弊しながらも尽くす妻は、賞賛されるべきだとも思えます。
しかし、夫はその状況に甘えてしまいやすく、なかなか治すことができないので、逆効果の道をたどっているのです。
どんな状況でも相手を守る、という気持ちは決して悪いことではありません。しかし、守ることと甘やかすことの境界線が引けなくなってしまうと、このような共依存になってしまいます。
感情表現が苦手
感情表現が苦手な人は、共依存を引き起こしやすいと言われています。
感情表現が苦手な人は、生活の中で生まれる感情を適度に吐き出すことができません。徐々に溜めこんでしまった感情は、時に激しく爆発してしまい、コントロールすることができず他者を傷つけてしまうことがあります。
また、愛情を口にしたり言葉で表現することが苦手なため、自分の思いを上手く伝えることができません。それが束縛や執着に変わって、相手を苦しめてしまうこともあります。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!