8月23日は何の日?記念日をご紹介
たくさんある記念日のうちのいくつかをご紹介しますので、知っている日があるかどうか、ぜひチェックしてみてくださいね!
奴隷貿易とその廃止を記念する国際デー
奴隷貿易とその廃止を記念する国際デーは1998年にユネスコが制定した国際デーのひとつ。
1791年8月23日にフランス植民地のサン=ドマング(現在のハイチ)で、大西洋奴隷貿易廃止のきっかけとなったハイチ革命が起りました。この革命は西半球で起こったアフリカ人奴隷の反乱のなかでも最も成功した革命です。これにより自由黒人の共和国としてハイチが建国されました。
この革命によってアフリカ人とアフリカ人を先祖に持つ人々がフランスの植民統治から解放されただけでなく、奴隷状態からも解放されたのです。
奴隷が世界中で使われていた時代、多くの奴隷による反乱が起こりましたが、このハイチ革命だけが成功し、全土を恒久的に解放できました。
白虎隊自刃の日
白虎隊という言葉を歴史の授業で習った人は多いのではないでしょうか?1868(明治元)年8月23日、戊辰戦争において会津藩の白虎隊が城下の飯盛山で自刃しました。
会津藩の軍には白虎、朱雀、青龍、玄武と4つに分けられた班があり、最年少の16歳から17歳までの少年で編成されていたのが白虎隊でした。会津藩も参加している奥羽越列藩同盟が官軍と戦闘状態に入ると白虎隊も参戦し、越後戦争や会津戦争で死闘を繰り広げたのです。
そしてこの日、飯盛山にいた白虎隊の隊員が、城下町に火の手が上がったのを会津城が落城したのだと思い、20人の隊員全員が自刃しました。現在でいえば高校生ほどの若者たち。大変切ない歴史の一幕ですね。
ウクレレの日
ハワイアンミュージックには欠かせない楽器、それがウクレレ。8月23日はそんなウクレレの記念日なんですよ。ウクレレはポルトガルからの移民が19世紀にハワイに持ち込んだブラギーニャと呼ばれる楽器が起源です。そのため1879年にポルトガル移民が移民登録を行った日が記念日とされました。
ウクレレはハワイ語で「飛び跳ねる」という意味で、その名前は当時の人気奏者のあだ名から取られたとも、奏者の指が小さな楽器の上で目まぐるしく動くさまを表現したとも言われています。
スターリニズムとナチズムの犠牲者追悼の日
1939年8月23日に独ソ不可侵条約(に付随する東欧分割の密約)を記念し、2009年に欧州議会が制定した記念日です。
独ソ不可侵条約とはドイツのヒトラーとソ連のスターリンの間で締結された軍事同盟で、互いに攻撃しないことを約束した条約です。この条約が結ばれたことは世界中を驚かせました。それくらい両者の戦いは激化していたからです。
アウェアネスリボンというのをご存知ですか?レッドはエイズ、ブルーは拉致問題というように社会問題に対する連帯や賛同を表明できるリボンのことです。ブラックは追悼を表すので、社会的に痛ましい事件が起きたときに掲げられます。
この犠牲者追悼の日にはブラックリボンを掲げる国もあります。
ウゥルカナリア
ウゥルカナリアとは聞き馴染みのない名前ですよね。これはローマ帝国時代から続く火の神ウゥルカヌス(ウゥルカーヌス)の祭日なんです。
8月23日といえば夏真っ盛りの時期。ローマ帝国時代、この季節になると作物や穀物が火災に見舞われるということが多くありました。食物が失われるとなれば大問題です。そこでローマ帝国の人々はこの日に焚火を焚き、生きた魚や小動物を投げ込み、ウゥルカヌスを宥めたと言われています。
ちなみウゥルカヌスは火と鍛冶、炉の神で、シチリア島のエトナ山はウゥルカヌスの鍛冶場のある場所とされていました。ウゥルカヌスはギリシャ神話ではヘパイストス(ヘーパイストス)と呼ばれています。
処暑
処暑(しょしょ)は二十四節気のひとつで、毎年8月23日頃がこれにあたります。二十四節気とは陰暦で太陽の黄道上の位置によって定めた季節の区分のことです。立春や冬至など聞いたことはありませんか?それらが二十四節気にあたります。
処暑を過ぎれば夏の暑さもようやく収まりはじめ、朝夕の風が涼しく快くなる時季と言われています。そしてまた台風シーズンの入り口の季節でもあります。
ところが2020年の現在、処暑はまだまだ夏真っ盛り。連日猛暑日が続いている頃ですね。そろそろ二十四節気も見直さなくてはならない頃かも知れません。
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