逃げ癖がある人の心理
なぜ逃げ癖から抜けられないのかというと、逃げたくない!と心の底から強く思ってはいないからです。逃げた方が自分がラクになれることを知ってしまっているのですね。そこには、逃げ癖のある自分に言い訳をしたい心理が隠されているのです。
逃げ癖は、彼らにとっていわばお守りのようなもの。そこに隠されている本音と向き合わないことには、次に進むことは難しいでしょう。
失敗したくない
挑戦しない、すぐ諦めてしまう理由は「失敗が怖い」という心理に他なりません。失敗する自分を想像して、また落ち込むのは辛い、耐えられないという気持ちでいっぱいになってしまうのです。
周りの目も気になりますので、失敗することによって嫌われたらどうしよう、バカにされるかもしれないという不安に支配され、チャレンジしようという気持ちを持てないのですね。
「やってみよう」よりも「失敗したくない」が常に上回っている状態のため、何かを任されたりチャンスが訪れたりすると逃げずにはいられないのです。
面倒なことを避けたい
面倒くさいから逃げるというのが正直な気持ちであることも、認める必要があるでしょう。自信がないなど、好きでそうなっているわけではない部分ももちろん多々ありますが、誰でも面倒なことに直面し、それでも向き合ったり考えたりしながら生活をしています。
面倒なことを避けたいのは、逃げ癖がある人ばかりではありません。ラクな方へと逃げている間、残された人がその尻拭いをしています。そのことに対する後ろめたさがあるうちは、まだ改善の余地はあるでしょう。
人と対立したくない
喧嘩が大好きという変わった人はたまにいますが、ほとんどの人はできれば対立せずうまくやりたいと思っているでしょう。不穏な空気になったら、相手を傷つけないように配慮しながら自分の意見を言ったりと、神経を使ってどうにかフォローしながら乗り切るものです。
逃げることによって人との対立は確かに避けられるかもしれませんが、それは解決ではなくシャットアウトですね。対立したくないという気持ちから出た逃げ癖のはずなのに、結局相手を深く傷つけてしまい修復不可能にするような行動でもあるのです。
穏やかに暮らしたい
平和に、何事もなく暮らせたらどんなにいいでしょうか。でも実際は、人が集まれば何かと揉め事が起きますし変わらない生活など不可能に近いのです。
穏やかに暮らしたいのにそれが叶わない、周りが自分の生活を脅かしているといういわば被害者意識のようなものが、逃げ癖を肯定してしまっているのではないでしょうか。
自分はただ穏やかに暮らしたいだけである。それ自体は悪いことではないのですが、何の努力もせずにそれができたら誰も苦労しないですよね。逃げ癖から抜け出せない限り、本当の意味での穏やかな暮らしが実現することはないでしょう。
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