喪失感を感じるのはどんな時?《後編》
目標を達成した時
仕事や勉強など、今まで頑張ってきたことの成果が出た時に喪失感を感じやすくなります。「目標を達成したのだから嬉しく思って当たり前なのに、どうして喪失感を感じるのだろう」と不思議に思う方も多いのではないでしょうか。
今までは目の前に掲げていた目標があるからこそ頑張れたはず。その目標を達成することで失ってしまったことに対して、喪失感を感じているのです。
例えば、オリンピック選手が金メダルを獲った後に燃え尽き症候群になり、成績が下がることがあります。これは、まさに金メダルという目標を達成したことで喪失感を感じている状態と言えるでしょう。目標を達成したら、新たな目標を作ることが大切です。
離婚をした時
離婚届に印を押した瞬間、結婚生活と配偶者を失います。結婚生活の中にはつらいことも幸せなこともあったでしょう。それら全てを離婚届の提出と共に失ってしまうのですから、喪失感を感じるのは自然なことです。
「自分があの時あの行動をとっていれば、離婚をしなかったのではないか」と思い、喪失感と共に自己嫌悪に陥ることもあります。得られたはずの幸せを自ら手放すのは、とてもつらいことです。しかし、離婚をしてしまったら後戻りはできません。
喪失感を乗り越えた先に、結婚とは違った幸せがある場合もあります。しばらくはつらいかもしれませんが、強い気持ちを持つようにしてみてはどうでしょうか。
自分の結婚式が終わった時
結婚式の準備には、さまざまな手間がかかりますよね。式場を決めたり、料理を決めたり、引き出物を考えたり…結婚式に向けてやることはたくさんあります。準備期間は数ヶ月に渡り、それまで結婚式以外のことを考えられなくなる人は多いのではないでしょうか。
そんな結婚式が終わった時、大きな喪失感を感じることがあります。今まで頑張ってきた結果として良い結婚式ができたとしても、「もう結婚式のために何かを考えたり、努力したりすることができないんだ」と思って悲しくなることも多いでしょう。
結婚式が幸せだったとしても、後からやってくる喪失感でつらくなってしまっては意味がありません。前向きに結婚生活を楽しんでみてください。
地元を離れて孤独を感じた時
就職や進学など、さまざまな理由で地元を離れなくてはならなくなった時にも、喪失感を抱く人は多いはずです。住み慣れた地元から離れ、全く違う環境に身を置くことはとても緊張すること。親しんできた地元を失い、1人だけ未知の世界に放り出されたような気持ちになります。
1人暮らしをする場合は、家族との別れも、喪失感を助長させるでしょう。一緒にいた家族が家の中に存在しないだけで、悲しくなる人はたくさんいます。しかし、地元や家族は完全に失われたわけではありません。再び戻ろうとすれば戻ることができます。
自分には帰れる場所があると思い、前に進んでいくことが大切です。喪失感ばかりではなく、未来への希望も感じましょう。
子どもを産んだ後
妊娠中は子どものための衣服やおもちゃなどを準備したり、これから生まれてくる子どもに思いを馳せたり、とても幸せな時間が過ごせます。しかし、子どもが生まれた瞬間に穏やかだった日々は過ぎ去り、これから訪れる子育てに対する不安が募ることもあるでしょう。
そのため、子どもを産んだ後に喪失感を感じてしまうお母さんはたくさんいます。子どもが生まれて嬉しいはずなのに、どうしても喪失感を抱いてしまうのは仕方がないことです。自己嫌悪に陥らず、周囲の人のサポートを受けるようにしてみてください。
1人で立ち直ろうと頑張るのではなく、夫や家族の協力を得ることで喪失感は徐々に薄れていくはずです。
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