Gスポットに関する専門家の意見やアドバイス
Gスポットは医学的に確認されていない
『女も知らない女のカラダ』(対馬 ルリ子)という書籍では、産婦人科医である著者がGスポットとは何か、という点に触れていました。
「Gスポットは、膣の入り口から3~5cm入ったおなか側にあるといわれる性感ポイント。しかし、医学的に確認されているものではありませんし、その存在自体を疑問視する声もあります。Gスポットを刺激しても、何も感じない女性もいるからです。
男性器と女性器は、発生学的に対応していますか ら、男性器の前立腺の後ろ側にあたるところが、女性のGスポットということになるのかもしれません。」
なんとGスポットは医学的に確認されている部分ではないというのです。にもかかわらず「Gスポット」という名前が付いているのは、実際そこで快感を得る女性がたくさんいるからなのではないでしょうか。
医学的に確認もされていない上、存在そのものを疑問視する人もいるとの事ですが、それだけ女体には神秘があるという事。また、どれだけ気持ち良くなれるのかは人それぞれでもあります。
Gスポットを触る前の準備運動
女性の快感は急に襲ってくるものではありません。ゆっくりゆっくり温めなければなかなか感じる事ができないようなしくみになっています。
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』(宋 美玄)という書籍では、女性の快感には段階があり、それを「興奮期→高原期→オーガズム期」と称していました。
「興奮期が快感のウォーミングアップだとすれば、高原期から助走が始まります。オーガズムというラストスパートにスムーズに移行できるよう、焦らず無理せず、彼女の身体の変化を観察しながら、ていねいに愛撫することが大切です。
助走に入ったかどうかは、彼女の性器をよく観察すればわかります。外陰部が色づいた果実のように赤みを増し、さらに膣口がペニスを受け入れられるよう広がりはじめます。
(中略)彼女の性器がここまで反応していれば、指やペニスを膣内に挿入してもOKです。男性を受け入れると、膣は神秘的ともいえる変化をとげます。入口から3分の1までは膣壁はさらに充血してぽってりと厚みを増し、挿入された指やペニスをぎゅっとグリップします。
膣の奥には空間ができるため、あなたはペニスや指を女性のなかで自由に動かすことができるのです。Gスポットや子宮頸口=ポルチオを上手に刺激してあげると、血圧や脈拍が上昇し、全身の肌が紅潮していきます。
呼吸数が増え、短く喘ぐようになり、オーガズムに向けて加速していくのです。」
こうして文字にしてみるととても複雑で難しそうに見えますよね。実際も経験が少ないと、こうした変化はなかなか解らないかもしれません。
ただひとつ言える事は、「ただGスポットをむやみに刺激しても気持ち良くはない」という点です。
女性はムードをとても大切にします。その上、上記で説明したように、女性が感じるには段階を踏んでいかなければなりません。
じっくりとキスをしたりハグをしたりして気分を高めた上、胸などを刺激し、そしてようやく指が挿入できるようになるという事。この点は覚えておきましょう。
自分の気持ち良い部分を知る事の大切さ
「指を膣の中に突っ込むのが怖いという声をよく聞きますが、自分が怖くて指も入れられないのに、男には指やチンチンを入れさせるって逆に不思議ですよね。自分の性器を自分で知って、パートナーにどこが痛いとか、そこをこうしてほしいとか、伝えられるようになってほしいです。」
これは『「人生最高のセックス」でもっと気持ちよくなる 8000人を抱いたエリート校出身AV男優・森林原人のケーススタディで学ぶ』(森林原人)という書籍に書いてあったものです。
確かに、自分の気持ち良い部分を知らないままではセックスのパートナーに「どこをどうしてほしいか」伝えにくいはずです。
自分の気持ち良い場所を知るためにはセックスの回数を重ねる、もしくはオナニーが効果的でしょう。「気持ちの良い場所を伝える」という行為そのものに恥ずかしさを感じるかもしれませんが、男性も女性が感じている方が嬉しいはずです。
セックスに前向きになるのは素晴らしい事と言えます。どんどん自分を開発していきましょう!
<参考文献>
『女も知らない女のカラダ』(対馬 ルリ子)
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』(宋 美玄)
『「人生最高のセックス」でもっと気持ちよくなる 8000人を抱いたエリート校出身AV男優・森林原人のケーススタディで学ぶ』(森林原人)
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