11月7日生まれの誕生花&花言葉
誕生花とは、誕生日に割り当てられた花のこと。国や地域によってさまざまであったり、その由来についても諸説ありますが、花に宿る神秘的な力が暗示となったり何らかの影響をもたらすと考えられています。
11月7日の誕生花はいくつかありますが、ここではそのうちの二種類をご紹介しましょう。
マリーゴールド
キク科コウオウソウ属の草花の総称がマリーゴールド。この名前はエトルリアの神ターゲスが由来であるとされ、アメリカ大陸の熱帯と温帯にかけて約50種が分布しています。和名では種類によって「千寿菊」「孔雀草」などと呼ばれているのはご存知でしたか?
原産地であるメキシコでは「死者の日」の祝祭を彩る花として栽培されるほか、聖母マリアの祭日に咲いていたことから「マリア様の黄金の花」とも呼ばれるなど、神秘的な逸話が印象的な花でもあります。
鮮やかな黄色や橙色の花をボリュームたっぷりに重ね合わせている姿が特徴で、花を咲かせる期間が長く、栽培も容易であることから、花壇で見かけることも少なくないでしょう。
タンジー
キク科の多年生草本であるタンジーですが、和名である「ヨモギギク」の方が馴染み深い人もいるでしょう。ヨーロッパからアジアにかけて分布しており、日本では北海道に「エゾヨモギギク」が自生しています。
古来から薬草として用いられ、少量を料理の風味付けに用いてきたそうですが、全体に毒性を持つ成分が含まれており、タンジーから採った精油には死に至る毒性があると言われているのだとか。そのため、ポプリや虫避けとして使われるのが一般的です。
危険な成分のタンジーですが、直立した茎の先端から枝分かれして、ボタン状の黄色い花をいくつも咲かせるため、小さなブーケのような愛らしさがあることもお忘れなく。
マリーゴールドの花言葉
花言葉には良い意味もあれば悪い意味もありますが、マリーゴールドの場合はそれが極端に表れています。この要因の一つは、ギリシャ神話の太陽神「アポロン」が由来であるためだとされています。
愛するアポロンに会えなくなってしまったことで少年クリムノンが「悲しみ」「絶望」した物語と、アポロンの恋人に「嫉妬」した水の神クリスティが、結果的にその恋人を殺してしまった物語。二人とも、最後はマリーゴールドの姿になったと言われています。
一方で、「健康」「悪を挫く」「信じる心」などは太陽神アポロンのシンボルとも言える言葉が花言葉になったもの。他にも「生命の輝き」「預言」といった聖母マリアにちなんだ花言葉もあるそうです。
タンジーの花言葉
タンジーの花言葉は「あなたとの戦いを宣言する」「抵抗」「婦人の美徳」。これらは、西洋で虫避けとして用いられてきたことが由来となっています。「婦人の美徳」は悪い虫(男性)がつかない、というユーモラスな意味からなのだとか。
また、茎の先端が枝分かれになり、いくつもの花が集まって咲いている姿から、「平和」という花言葉もあります。タンジーの毒が効くのは害虫だけで、花粉を運んでくれるミツバチなどには害を及ぼさないことも理由となっているそうです。
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