アセクシャルの他にも!様々なセクシュアリティ
では、アセクシャルの他にはどのようなセクシャリティがあるのでしょうか?今回は「デミセクシャル」「バイセクシャル」「アロマンティック」「リスロマンティック」「ノンバイナリー」「クエスチョニング」についてご紹介します。
デミセクシャル
「デミセクシャル」とは、アセクシャルとは異なり恋愛感情を持つことはありますが、基本的には「セックスをしたい」と思うことはほぼありません。ですが強い愛情を持つ相手に対しては、例外的に性的な欲求を抱くことのあるセクシャリティです。
つまり、たとえば初対面の人に対して性的な欲求を抱くことはありませんが、精神的に相手と深く繋がっていればその限りではありません。また、性別などにも囚われないのが特徴です。
バイセクシャル
「バイセクシャル」は、LGBTにも含まれるセクシャリティで、日本語では「両性愛者」ともいいます。男性も女性も関係なく恋愛感情や性的欲求の対象になるセクシャリティのことです。
バイセクシャルと混同されがちなセクシャリティに「パンセクシャル」というものもあります。パンセクシャルとは、男女に限らず、Xジェンダーなどさまざまな性を含めたすべての人が恋愛感情・性的欲求の対象になるセクシャリティのことです。
アロマンティック
「アロマンティック」というのは、他の人に対して恋愛感情を持たないセクシャリティのことを言います。アセクシャルの場合には、性的欲求を持つか否かに言及しましたが、アロマンティックは「恋愛感情を持つか否か」に焦点を当てた言葉です。
つまり、アロマンティックの場合には性的指向については指摘しません。アロマンティックの人の特徴は「恋愛に興味がない」「恋愛をしない方が楽に感じる」というもので、人との交際をするなかでも「恋は不要」という考えが強い人が多いようです。
リスロマンティック
「リスロマンティック」は、相手に対して恋愛感情があっても、相手から恋愛感情を返されることを望まないセクシャリティです。
リスロマンティックの特徴として、恋愛感情を持っていた相手でも関係が進む中で気持ちが冷めてしまったり、性的欲求が自分に向けられることを嫌悪するなどが挙げられます。
ノンバイナリー
「ノンバイナリー」とは、女性にも男性にも分類されることのない第3のセクシャリティです。人間は男と女に分類されてきましたが、それは生物学上のものであるとし、「自分の性別認識は自分で決める」という考えに基づいています。
たとえば、トランスジェンダーの人は出生とは異なる性を望むことが多いです。その点において、ノンバイナリーと似ていると考えられることもありますが、ノンバイナリーは、心の性別や身体の性別に左右されない、性別のカテゴリー分けが不可能な存在だと言えます。
クエスチョニング
「クエスチョニング」とは、自分で自分のセクシャリティがわからない状態にあることです。Facebookの性別欄が50種類を超えるなど、性的指向の多様化がすすむ現代ですが、「性別が58種類もある」と考えるか「58種類しかない」と考えるのかは人によって違うでしょう。
セクシャリティが不明、あるいは自分で性的指向を定義することを好まないという人々は、「クエスチョニング」というセクシャリティに分類されます。
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