漫画・アニメキャラのヤンデレセリフ集にも注目!
ですからもちろん漫画・アニメキャラにも数々のヤンデレ名セリフが存在しています。ここでは主なヤンデレキャラクターと、その名セリフをご紹介いたします。
なおこのページにはテーマとしてとりあげた作品のネタバレを多く含みますので、ご了承ください!
【魔法少女まどか☆マギカ】暁美ほむら
暁美ほむらというキャラクターをヤンデレだと考えるかどうかには、映画版である『【新編】 叛逆の物語』を見ているかどうかが大きく関わってくるでしょう。
テレビ放映版や、それを元にした映画版の『【前編】始まりの物語』と『【後編】永遠の物語』では、彼女は親友である鹿目まどかを滅びの運命から救うために何度も時間を巻き戻し、最終話では世界を救うための「円環の理」となって、他の誰からも忘れられてしまったまどかを唯一覚えているという、実質的な物語の主人公でした。
ですが、その後を描いた【新編】では、もう2度と会えないと思ったまどかがほむらを救いに来た瞬間、その人格を引き戻すために世界を改変してしまいます。
「希望よりも熱く、絶望よりも深いもの…愛よ」とまどかへの感情を表す言葉と共に、ほむらはまどかの守った世界に対して、まどかと一緒に過ごすためだけに「叛逆」したのです。
【ヱヴァンゲリヲン新劇場版】渚カヲル
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』は、テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の再構成かつ新たなストーリーとして描かれた映画シリーズであり、2020年6月現在では最終章である『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』が制作中となっています。
『新世紀エヴァンゲリオン』での渚カヲルは、自分が敵であることを明かし、自ら望んでシンジの操るエヴァンゲリオン初号機によって倒されました。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』では、出会ったばかりのシンジに「今度こそ君だけは、幸せにしてみせるよ」と声をかけています。
その後はアニメ版とは違う展開を辿り、シンジと共闘の末に庇う形で「そんな顔をしないで。また会えるよ、シンジ君」という謎めいた言葉を残して死んでしまうのです。
このことから「実はカヲルはシンジを救うためこの世界をループしているのでは?」など様々な推測がされています。その謎は明かされるのか、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開が待ち遠しいところです。
【School Days】桂言葉
元々は成人向けゲームとし発表された『School Days』は、主に主人公と2人のヒロインの間で描かれる三角関係を主軸にした物語でした。修羅場シーンやバッドエンドの演出に陰惨なものが多く、またアニメ版はさらに暗い展開を強調したものになりました。
桂言葉はゲーム版でもアニメ版でもメインヒロインの1人であり、最初から主人公である伊藤誠に思いを寄せられている存在です。アニメ版ではもう1人のメインヒロインである西園寺世界の橋渡しによって、誠と恋人として交際することになります。
しかし誠と言葉の交際がすれ違いの連続となっている間に、誠は密かに彼に片思いしていた世界や他の女性達との浮気に走り始めました。
最終的には妊娠した世界が浮気を繰り返す誠を殺し、その世界を言葉が殺してしまいます。「中に、誰も居ませんよ」というその時のセリフは、ヤンデレの代名詞の一つとして絶大なインパクトを残したのでした。
【劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel]】間桐桜
『Fate/stay night』は、半人前の魔術師である衛宮士郎が聖杯を巡る戦い「聖杯戦争」へと身を投じる成人向けゲームを原作としたアニメ作品で、それぞれ1人のヒロインとの関係を深く描いた各ルートが映像化されています。
3つ目のルートを描いた『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel]』のヒロイン間桐桜は、士郎の後輩でありながら魔術師の一族として過酷な幼少期を過ごしており、その過去を思わせる「先輩。私、処女じゃないんですよ?」という告白はゲームでも劇場版でも衝撃を引き起こしました。
士郎を失いたくないという思いと幼い頃から溜め込んだ負の感情、そして埋め込まれた「もう1つの聖杯の欠片」によって黒化…壮大なヤンデレ状態になってしまった桜を救うために士郎が戦うのが、この「Heaven's Feel」ルートです。
番外編!【源氏物語】六条御息所
千年以上前に書かれたとされる古典の登場人物でありながら、現代まで名を知られたヤンデレヒロイン。もしかしたら元祖ヤンデレの1人かもしれない彼女の名は、六条御息所。『源氏物語』に登場する光源氏の恋人の1人です。
かつては皇太子であった男性に嫁いでいた彼女は、しかし皇位に付く前に皇太子が亡くなってしまったことで、一人娘と共に隠棲生活を送っていました。
しかし7歳も年下の光源氏と恋仲になったことで、その運命は大きく狂ってしまいます。当時は女性の嫉妬というのは非常に醜いものとされていましたが、六条御息所はその嫉妬心を高いプライドで抑え込んだすえに、生霊として光源氏の恋人や妻を呪い殺してしまうのです。
彼女はそれをきっかけに光源氏の元を離れ、やがて作品中で亡くなりますが、その後も彼女の亡霊は光源氏の人生に大きく影を落としていきます。『源氏物語』という名作の暗い部分を引き立てるのに徹したヤンデレ、それが六条御息所なのです。
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