子供がブランケット症候群になる原因
精神的に安定できる物を求めているから
子どもがブランケット症候群になる主な原因として、「ストレスを感じている」ということが挙げられます。そのストレスの原因は、子ども一人ひとりの環境によって異なるため、一概に断言できるものではありません。
例えば、断乳によって物足りなさや不安を感じた時、弟や妹ができて寂しさを感じた時、入園によって母親と離れる時間が長くなった時などが挙げられるでしょう。
自分にとって当たり前だったことが当たり前でなくなれば、大人でも不安や寂しさを感じるはずです。それらの環境変化がストレスとなり、子ども自身が精神的な安定を求めたことでブランケット症候群になってしまうのでしょう。
自立心が芽生えているから
寂しさや不安感といった、マイナスなことばかりが原因に見えるブランケット症候群。しかし、1~3歳の子どもの場合は、子どもの成長過程の一つということもあります。
一人歩きが始まる1歳~2歳になると、いつも一緒だった母親から自ら離れ、「好奇心を満たすための行動」が始まります。それは子どもの自立の第一歩であり、成長に必要な過程と言えるでしょう。
一方で、未知の世界に一人で踏み出すことは、子どもにとってストレスにもなります。そのため、母親の代わりとして愛着のある対象物を常に持ち歩くことで、安心感を得ているのです。
乳幼児期の愛情不足
ブランケット症候群が4歳になっても続いているというのであれば、乳幼児期に与えられた愛情が不足していた可能性もあります。
しかし、「4歳になっても続いている=愛情不足」と断定できるものでもありません。心配性だったり、臆病だったりと、子どもの性格によっても感じるストレス量は異なります。
そのため、家庭に全く原因が無くても、ブランケット症候群が続く場合もあるのです。また、ブランケット症候群の子どもの多くは、ストレス対応能力が高いというプラスの側面もあります。
子どもが4歳を過ぎてブランケット症候群だとしても、「自分の育て方が悪い」と決めつけず、寄り添いながら見守ってあげましょう。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!