カラスの夜の鳴き声のスピリチュアル的な意味
私たち人間は、知識として知らなくても経験からカラスが夜に鳴かないことを知っています。そのため、夜にカラスの鳴き声が聞こえるのは普通のことではないと察知し、「不吉に感じる」「不安を覚える」ことがあるのです。
スピリチュアル的にもカラスが夜に鳴くことに関してはいくつかの理由があると考えられています。カラスの夜鳴きにはどのような意味が込められているのでしょうか?
危険を警告しているという意味
カラスが夜鳴きをするのは、スピリチュアル的な観点からではなく、その生態を考えても普通のことではありません。「普通のことではない」というところから「非常事態である」という意味に転じ、カラスの夜鳴きが「危険を警告している」と考えられることがあるのです。
神の使いとしてメッセンジャー的な役割を果たしていたという伝承が残っていることを踏まえても、何かしらの異変を感じて周囲に知らせていると考えることができるでしょう。
神様や死者がメッセージを伝えている場合も
カラスは使者の魂を運ぶという言い伝えがあるように、死者や霊的な存在と通じる存在だと信じられています。そうしたことから、カラスの夜鳴きはスピリチュアル的に「神様や死者のメッセージを伝えようとしている」と考えられることがあるのです。
また、カラスは天使と関わりの深い動物だという説もあります。天使の役割とは「神の言葉を人に伝える使者」。加えてカラスが「魂を運ぶ存在」として信じられたことから、カラスも同様にメッセンジャーとしての役割を果たしていると考えられたのでしょう。
邪悪なものから守ろうとしている
カラスの夜鳴きには、スピリチュアル的に邪悪なものを退ける強力な魔除の効果があるともされています。古来より魑魅魍魎のような邪悪な妖怪の類は夜になると姿を現し、人に仇なすと考えられてきました。カラスはそれらの気配を察知し、魔を退けると考えられてきたのです。
とくに、人の笑い声に似たようなカラスの声を聞いた時は、邪悪なものの存在が大きくなっている証拠だと言われています。カラスは神や天使の使いとして、地上を見守る番人のような役割を果たしているとも言えるでしょう。
火事を知らせる
「月夜烏は火に崇る」という言葉があります。月夜烏とは、月の綺麗な夜に浮かれて鳴くカラスを表す言葉です。カラスの夜鳴きのスピリチュアル的な意味として、夜のカラスの鳴き声が火災の前兆とされるような伝承があります。
スピリチュアルとして考えた時、カラスは「太陽の鳥」と言われることもあり、「火を司る鳥」という連想から「火事の危険を察知し、知らせる」と捉えられた可能性もあるでしょう。
一方で、過去に京都の稲荷伏見大社が火事に見舞われるという事件が起きた時。その犯人は、火のついたろうそくを勝手に持ち出してしまったカラスでした。つまり、カラスが夜に活動していることが火事につながるという危惧から生まれた噂とも捉えられますね。
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