美味しいラム酒の飲み方を伝授!おすすめ銘柄&相性の良いおつまみも

ラム酒は「世界4大スピリッツ」の一つです。アルコール度数の高いお酒でありながら、深い甘みとコク、香りが特徴の親しみやすいお酒です。今回は、おすすめの銘柄や美味しく飲むためのコツ、相性の良いおつまみなど、ラム酒を楽しむための心得を余すところなくご紹介していきます。

  • そもそもラム酒ってどんなお酒?

    ラム酒は、ウォッカやジン、テキーラと並んで「世界4大スピリッツ」のひとつに数えられる蒸留酒のことです。映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』で海賊たちが好んで飲んでいたことから、「海の男の酒」というイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。

    ラム酒の発祥は西インド諸島、約17世紀頃には飲用されていたと考えられています。ラム酒の原料であるサトウキビは、もともとカリブ海域の島には自生していませんでした。しかし、コロンブスの新大陸発見によってもたらされ、カリブ海域の島はサトウキビの一大産地となったのです。

    ラム酒は荒々しい印象を抱かれる一方、お菓子づくりに用いられることも多く、甘い風味が印象的な蒸留酒でもあります。アルコール度数の高いスピリッツの中でも、初心者が親しみやすい蒸留酒であるといえるでしょう。

    ラム酒の種類


    ラム酒の見分け方にはいくつかの方法がありますが、一般的には色合いや風味、製法などによって分類されることが多いです。まずは色合いによる種類分けをご紹介します。

    色合いによるラム酒の種類は、ホワイトラム、ゴールドラム、ダークラムという3種類に分けられます。ホワイトラムは無色透明あるいは淡色に仕上げられたラム酒で、ゴールドラムはウイスキーのような薄い褐色をしています。ダークラムは濃い褐色です。

    色合いの違いには、樽での熟成期間の長さが関わっています。ホワイトラムは樽で熟成をしていないか熟成期間が短いもので、ゴールドラムは樽での熟成期間が3年未満のもの。ダークラムは、内面を焦がした樽を用いて3年以上熟成を行っています。

    味の種類


    風味による種類分けは、ライトラム、ミディアムラム、ヘビーラムの3種類に分けられます。風味は製法によっても異なり、熟成期間もライトラムから順に長くなっていくのが特徴。

    ライトラムは、短期間の熟成期間を経て作られています。風味なども軽く作られており、クセも少ないためカクテルベースなどによく用いられるのが特徴です。初心者がおすすめされるものの多くが、このホワイラムになります。

    ミディアムラムは、風味やクセの強さなどがライトラムとヘビーラムの中間に位置するラム酒です。ラム酒本来の風味が残りつつも、クセの強さもちょうど良く作られています。こちらもカクテルベースとして用いられることが多い種類です。

    ヘビーラムは、とても濃厚な風味と強いクセを持っていることが多いラム酒。カクテルベースに用いられることは少ないですが、その代わりにお菓子作りなどに用いられることが多いのが特徴と言えるでしょう。

    一般的にはサトウキビが原料


    一般的に、ラム酒の原料にはサトウキビのしぼり汁が使用されます。しぼり汁には、砂糖を製造したあとに残る「糖蜜」と、ゴミや不純物などを取り除いただけのジュースとがありますが、どちらを原料にする場合も、発酵と蒸留の過程を経てラム酒が作られます。

    糖蜜を用いた製造方法としてよく知られているのが「インダストリアル製法」です。糖蜜は保存可能で輸出入も容易なため、実際に市場で流通しているほとんどのラム酒はこの製法に基づいて作られています。

    もう一つの製法は「アグリコール製法」です。この製法ではサトウキビのしぼり汁をそのまま使用するため、時期や製造地が限定されますが、風味や甘味がより深くなるといった利点があります。また、産地特有の風味が反映されやすいのも特徴の一つでしょう。

    多種多様な飲み方ができる万能スピリッツ


    製造方法や産地によって風味が異なるラム酒。強い個性を持ちながらも、味や濃さなどを使い分けて多種多様な飲み方ができるのは大きな魅力です。そのまま楽しむだけでなく、カクテルやお菓子に利用するなど、個々の需要にマッチしやすいスピリッツと言えるでしょう。

    そこで今回は、万能スピリッツであるラム酒を楽しむために、基本的な飲み方や初心者にもおすすめな銘柄、ラム酒を楽しむためのコツなどを詳しくご紹介していきます。

    大人の嗜みとしてお酒の場などで披露できるような情報も満載になっているので、お酒をよく飲むという方はもちろん、そうでない人も、知識として知っておくだけで役に立つはずですよ。
  • 美味しいラム酒の飲み方の基本

    ラム酒はさまざまな楽しみ方がある一方で、それぞれのラム酒に合った飲み方というものもあります。ラム酒の種類や銘柄などを選ぶ際にも「自分がどのような飲み方を試したいのか」によって手に取るものは違ってくるでしょう。

    そこで、まずはじめは基本となる美味しいラム酒の飲み方についてご紹介していきます。お酒は飲み方によって、同じものであっても風味や印象が変わるものです。これを機にお酒の楽しみ方のバリエーションを増やしていきましょう。

    飲み方(1)ストレート


    強いお酒に抵抗がない方や、お酒本来の味や香りをまずは楽しんでみたいという方には、基本の飲み方であるストレートで味わうことをおすすめします。

    ストレートで飲む場合には、飲むというよりも少しずつ舐めるように舌の上で味わったり、鼻に抜けたときの香りを楽しむ人が多いです。ラム酒はとても香りの良いお酒なので、ストレートはそうした風味をじっくり味わうのに適した飲み方であると言えます。

    もちろん度数の高いお酒をストレートでずっと飲んでいると酔いが回りやすくなりますので、水などのチェイサーを用意しておくと良いでしょう。

    飲み方(2)ロック


    ストレートだと少し強すぎる、もう少しすっきりとラム酒を楽しみたいという方にはロックでの飲み方がオススメです。ラム酒の風味を味わいつつも、よりクリアな味わいを楽しむことができるでしょう。

    当然ながら、ロックにすることでアルコールの強さは弱まります。氷が溶けることで風味なども多少は弱くなりますので、溶けにくい氷を使ってみるのも良いでしょう。

    溶けにくい氷は、不純物が少なく透明な色をしています。市販の氷を購入することもできますが、自宅で作る場合には、冷凍庫の温度を少し上げてゆっくりと凍らせ、ある程度凍ったら上澄み部分を捨てるなど、なるべく不純物が少ないようにすることがコツです。

    飲み方(3)炭酸飲料などのドリンクで割る


    ストレートやロックのような飲み方だとアルコールが強すぎたり味が濃すぎるという場合には、炭酸飲料やドリンクなどで割って手軽に飲むのもラム酒の楽しみ方のひとつです。

    ラム酒はカクテルベースとして使われる機会が多いので、ラム酒自体に親しみのない人であっても、気付かぬうちにラム酒のカクテルを好んで飲んでいたということも少なくありません。女性の好きな甘いカクテルにもラム酒はよく使われています。

    ラム酒を使ったカクテルや作り方に関しては、このあとに詳しくご紹介していきます。炭酸飲料やジュースを使った飲み方に興味がある方はぜひ参考にしてみてくださいね。

    飲み方(4)ラム酒はお菓子作りなどでも大活躍


    ラム酒はお菓子作りの際にもとてもよく登場するお酒です。乳製品との相性が良いため、ほとんどのお菓子作りに用いることができます。とくに栗やドライフルーツなどと相性が良く、ケーキにもよく用いられているのを見かけるでしょう。

    ラム酒を入れることによって、しっとりとした食感を保つこともでき、お菓子を香り良く仕上げることができます。