年下にジェネレーションギャップを感じた瞬間
では、次に年上が年下にジェネレーションギャップを感じる瞬間です。年上世代は、自分たちの生きた時代を誇りに思っている反面、がらりと変わった現代を知っている分、引目を感じているのも事実。
とにかく便利さと豊かさに溢れた現代が、そう思わせてしまうのかもしれません。それでは、実際年下世代と触れ合うどんな場面で、ジェネレーションギャップを感じるのか、ご紹介していきます。
メモを手書きじゃなくてスマホで…
「必要事項を書き出す時に、メモ用紙とボールペンを持つ自分のそばで、スマホに打ち込む若者…。これが世代間の差ってやつか…」(38歳/男性/会社員)
「塾の生徒で、講義の内容をメモに取らずにスマホで写真におさめる子たちがいる。これも時代の流れなのかなあと、しみじみしてしまう」(36歳/女性/講師)
昔は見るもの聞くもの、大事だと思うことは慌ててメモに書き写していました。しかし、最近ではスマホに打ち込んだり、写真に撮って後から自分で整理する若者の姿も目立つようです。誤字や思い違いも少なくなるので、確実性の高い手法だと考える若者が多いのかもしれませんね。
利便性のあるスマートフォンの使い道に、年上世代はジェネレーションギャップを感じることもあるのです。
二千円札の存在を知らなかった後輩
「『これって何ですか?』とバイトの子が持ってきたのは二千円札。海外の紙幣かと思ってたみたいで、説明したら物珍しい目で見られた。知ってるわけないか」(39歳/男性/接客業)
「食事に行った際に、たまたま持っていた二千円札を姪っ子に見せたら、興味津々でした。由来を説明したら『記念メダルみたいなものだね』と一言。いや、普通紙幣なんだけど…」(38歳/女性/銀行員)
2000年に、沖縄サミットとミレニアムをきっかけに造られた二千円札。使用率度の低さから2003年以降増刷されていないこともあり、存在自体を知らない若者は多くいます。記念紙幣と勘違いして、実用できないと思いこんでいることも。
知ってて当然と思っていることを、自分より若い相手は何も知らないとなれば、そこにジェネレーションギャップを感じてもおかしくはないですね。
パソコン画面を指でタッチして操作しようとしている
「新卒の新入社員の指導役になったはいいけど、ノートパソコンをあてがったら、当たり前のように指で画面をタッチして操作しようとしていた。時代はタブレットだもんね…」(37歳/男性/公務員)
「パソコンがフリーズして使えないという後輩のサポートに出向いたら、一生懸命画面に指を押し付けてた。そしてキーボードとマウスは使ったことがないって…。今ってそうなの?」(34歳/女性/事務職)
パソコンといえば、オフィスワークでは必須なアイテムですね。なんとか四苦八苦して使っている人もいる中で、時代を先行きした若者はタブレットが主流。さらには、パソコンとタブレットを同一のものと勘違いしている若者もいるようです。
タブレット感覚で、画面を指でタッチして操作すればいいと思っているのは、パソコンに対する知識や、パソコンに触れる経験が少ないせいなのでしょう。
目上の人間でも平気でタメ口
「仕事の関係で知り合った若手と飲みに行った際、ちょくちょくタメ口を挟んできて、帰るころにはまるで友人のよう。そりゃ直接的な上司じゃないけど、自分は一応目上の人間に当たるんだけど…とモヤモヤした」(37歳/男性/銀行員)
「店長代理という立場なのに、入ってくるバイトの子はことごとくタメ口。フランクな店ではあるけど、社会人としてのマナーがなってないと感じずにはいられない」(35歳/女性/アパレル)
少し前であれば、目上の人間や自分より年上の人間には、必ず敬語を使ったものです。年功序列が当たり前の世代からすれば、現代を生きる若者の柔軟性には、戸惑ってしまうこともあるようですね。
親交を深めるためにと、平気で上の人間にタメ口を使ってしまう実態には、時代の変化とともに、ジェネレーションギャップを感じてしまうでしょう。
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