完璧主義者の特徴《性格・行動編》
そんな時にこそ、その人の行動や性格に着目してみましょう。当てはまる特徴を見る事ができれば、完璧主義者であるという判断もつけやすいはずです。そして、その後の対応にも繋げていくことができるかもしれません。
まずは、性格の面にみられる、完璧主義者の特徴からご紹介していきます。
責任感が強い
完璧主義者の人は、根本的に責任感が強い性格をしています。自分に対しても、他人に対しても、仕事に対してもそうでしょう。中途半端に投げ出すことが一番許せないので、最後まで責任を持つことは当然のことと考えます。
ですが、責任感が強いあまりに、自分の考えに背く人に対して嫌悪感を抱くこともあります。他人の尻拭いと、自分の責任は別ものなのでしょう。強い嫌悪感は、叱責という形で人にぶつけることになるようです。
プライドが高い
自分が折れるということが許せず、どこまでもプライドが高いのが完璧主義者というもの。自分の評価を気にしているということもあり、他人からバカにされたり、下に見られることが我慢なりません。
そのため、全てを完璧にこなし、人から何も指摘されまいとする節があります。ミスがないように細心の注意は払っていますが、いざ人からミスを指摘されると、屈辱感を感じるようです。それでも素直にミスを認めたり、頭を下げたりということは、高いプライドが邪魔をしてできないのでしょう。
周りにも完璧を求める
完璧主義者の人は、自分の価値観を当然のことと思っています。そして、それは周りのためにもなるとも考えているようです。自分と同じだけの完璧性を周囲にも求めて、周囲もそれに応えるべきだとすら考えているのでしょう。
ですが、完璧主義者の人が周囲に対しても同じレベルを求めるのは、特別なことだとは思っていません。なので、周囲が「ついていけない…」となることが、逆に不思議で仕方がないのでしょう。
自分と周囲の認識の差がわかっていないため、そこで確執が生まれてしまうこともあります。
神経質で怒りっぽい
自分に対しても人に対しても厳しく、完璧を損なうことが許せない完璧主義者は、とても神経質な性格をしています。ミスがあってはいけないと思う気持ちが強すぎて、逆にミスを見つけようと過敏になってしまっているようです。
また、常に神経を張り巡らせていて、些細なことを気にしてしまうので、すぐに怒り出すという一面も持っています。神経過敏になっているせいで、自分の意志にそぐわないことを笑って許すということが出来ないのです。
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