歩くのが遅い人は早い人より早死にって本当!?
歩く速度によって寿命が異なるという研究は、海外を中心にすすめられています。そして、実際に歩くのが早い人の方が寿命が長いという結果まで出されてもいるようです。なぜ、歩みの速度が寿命に関わってくるのか、具体的な理由をみていきましょう。
歩くのが遅いと筋肉がつきにくい
歩くことで足の筋肉を使うことになるのですが、歩くのが早い人に比べて、歩くのが遅い人の筋肉は発達しにくくなります。歩行で筋肉を発達させるには、足の裏にしっかりと力を入れて全体の筋肉の収縮をさせる必要がありますが、歩くのが遅い人はそれができていないのです。
歩くのが遅い人は、のんびりとした歩行をするために、充分に筋肉の収縮を行っていません。また、一歩一歩が柔らかいので、踏み込む時に足の裏に大きな力が加わっていないでしょう。
歩行は脚だけの運動ではなく全身運動なので、腰や背中の筋肉も使うことになりますよね。筋肉量が低下すると、転倒や病気のリスクを増やすことになるでしょう。そういった点からも、歩くのが遅い人の方が早死にするリスクがあると言われているようです。
心臓疾患の原因にも
心臓と聞くと、命の最大の要だと思う人も多いですよね。心臓は臓器でありながら、筋肉でもあります。先にご紹介したように、筋肉は使わなければただ衰えていくだけ。それは心臓にも言えることで、使わなければ快活な動きはできなくなるようです。
歩くという行為は、単純にエネルギーを消費するだけではありません。脳から全身へ信号が送られ、各器官が連動して実現する行為なのです。歩くのが遅いということは、心臓を始めとしたどこかしらの器官に、疾患の可能性がある事を示唆してもいるのです。
うつ病や認知機能の低下に関与
歩くのが早い人と、歩くのが遅い人とでは、呼吸法も変わってくることをご存知ですか?歩くのが早い人は、深く息を吸いこむので頭にも十分な酸素を送ることができます。それに対して、歩くのが遅い人は浅い呼吸になりがちなので、酸素が回り切らないようです。
充分な酸素が回り切らないと、集中力の低下は避けられません。さらには、自律神経へも影響を及ぼし、うつ病になりやすいという説もあります。歩くのが遅い人が早死にすると言われているのも、安定した情緒と、正しい認知機能が欠けているからなのかもしれません。
成人病にかかるリスクが高い
ダイエットや健康に気を遣う人のウォーキングは、速くて歩みがしっかりしていますよね。のんびりと歩いていても、筋肉や脂肪などの燃焼効果は得られません。
ただでさえ年齢を重ねるほどに筋肉量は低下していくので、しっかりした歩き方で運動効率をあげないと、成人病のリスクは避けられなくなります。普段から早く歩くことを心掛けているだけでも、自然と運動の癖がつくようになるでしょう。
放っておくと命取りになってしまう成人病は、歩き方を含めた良い生活習慣で予防していくことが一番なのです。
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