本音を言わない人の心理
そこで紹介をしていくのが、本音を言わない人の心理です。なぜ彼らはそこまでして本音を言わず建前を重視するのか…その心理に注目をしていけば、本音を言わないことで得られるメリットや事情が見えてくるでしょう。
めんどくさい
「一言で言えばめんどくさいからです。本音を言うと相手との距離は近くなりますけど、対して仲良くしたくない相手と距離を縮めたいとは思いませんから、本音を言う必要性ってないですよね。本音を言って揉めることもあるし、それならば言わないほうがプラスだなって感じます」(26歳/女性/秘書)
めんどくさいという心理が、本音よりも建前を優先させる理由になっているという人もいるでしょう。確かに「本音を言う」というのは良いところ尽くしではありません。
特別親しくしたいとは思っていない相手に本音を言えば、相手が急に距離を縮めてきて困ってしまうこともあるでしょう。本音を言って相手を傷つけたりトラブルに発展したりすることも珍しくありません。
そういったことをめんどうくさいと感じると、自然と本音を言うという選択肢はなくなっていくのです。
自分の事を知られたくない
「本音を言うって自分のことを相手に伝えるってことだと思っているから、自分の事を知られたくない相手には本音は言わないようにしています。なんか相手のことを少し知っただけで全部理解しているみたいな態度取る人っているから、そういう人が苦手で。ある程度付き合いが長くないと本音を言う気にはなれません」(34歳/男性/飲食店勤務)
自分の事を知られたくないという心理が、本音を隠すことに繋がっているケースもあります。この男性の心理にあるように、少し本音を言っただけで相手を理解した気になって振る舞う人を疎ましく思うと、本音を言うこと自体にリスクを感じるようになるのです。
知ったかぶられたくない、必要以上に距離を縮めてほしくない。そう思うと本音を言う相手というのは必然的に限られていきます。
本音を言わない人は平和主義な心理の持ち主
「言いたくないわけじゃないんですけど…本音を言ったことでなんか争ったり揉めたりする時の雰囲気がすごい苦手で。そう思うと無駄に言い争ったり気まずい雰囲気になったりするよりかは、本音を言わないでいたほうが平和だし良いなって感じています」(24歳/女性/公務員)
言いたくないわけじゃないけど本音を言わない人という存在も決して珍しくはないでしょう。本音を言うということは、時には討論をしたり、雰囲気が悪くなったりすることもあります。そんな展開に苦手意識を持っていると、少しでもそうならないように、建前で相手や雰囲気の機嫌を取ろうと考えるのです。
本音を言わない人は相手をすぐに信用しない
「普通に信頼関係があまりできていないと本音は言いたいとは思えません。長い付き合いだったり、じっくり関わっていて価値観とかがあったりするならば、当然本音は言います。でもそうではない人には本音を言いたくないし、万が一相手の口が軽かったらとか思うと言うのはリスクあるなって思いますね」(35歳/男性/自営業)
本音を言わないのは相手を信用していないから…その心理は多くの本音を言わない人に当てはまるのではないでしょうか。
他の人と比べて多少警戒心が強めの人は、簡単に人を信じることはありません。人を簡単に信じて本音を言ったり自分のことを知られたりしてしまえば、トラブルの元になりそうだと考えるのですね。
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