使いたくなる!かわいい福井弁を紹介《後編》
また、かわいいけど想像していた意味と違っていて面白いと感じた方もいるかもしれませんね。まだまだ、使ってみたくなるようなかわいい福井弁がありますので、続けて紹介していきます。
それでは「使いたくなる!かわいい福井弁」の後編をどうぞ。
「おもっしょぉ」
「この本、おもっしょぉよ」と言われたら、「この本、重いってことかな?」と解釈してしまいそうですが、実際は「この本、面白いよ」という意味。
「おもしろくない」時は「おもっしょない」、「面白い人」の場合は「おもしぇえ人」というように、少しずつ語尾を変化させた使い方がされているのです。
ただし、面白い人という意味で「おもしぇえ人」と言っても、聞く人によっては「変な人」というように違った解釈をされてしまいますので、注意が必要。
使い方としては「昨日のテレビ見た?おもしょかったね(昨日のテレビ見た?面白かったね)」と言うようにするとよいでしょう。
「かやす」
「かやす」とは、「ひっくり返す」「倒してしまう」という意味で使われる方言です。もしかしたら、「返す」という言い方がなまって「かやす」になったのかもしれません。
この「かやす」を使うときには重要なことがあるのです。それは、倒してしまった状態が「わざとではない」ということ。
悪意を持った状態で倒したときやひっくり返したときには、「かやす」はあまり使いません。あくまでも、誤って倒してしまったときに「あっ、コップかやしちゃった。ごめん。(あっ、コップを倒しちゃった。ごめん)」と使うのです。
「かぜねつ」
「かぜねつがつらい」と言われたら、風邪で熱が出たのかなと思ってしまいますよね。ですが、そういうわけではありません。福井弁では、口内炎のことを「かぜねつ」と言い「口内炎がつらい」という意味になるのです。
風邪で熱が出るのもつらいですが、口内炎もけっこうつらいですよね。「かぜねつ」を標準語だと思って使っている福井県民も多いため、福井県で「かぜねつ」は、比較的使われることが多い方言のひとつだそうです。
とはいうものの、やっぱり「かぜねつやで(口内炎だから)」と言われたら、風邪かな?熱かな?と勘違いしてしまいそうな方言ですよね。
「ねんね」
「ねんね」は、赤ちゃんのことをいいます。寝ようねという意味の「ねんねん」と間違えてしまいそうな方言ですよね。
使い方としては、「ねんねは、まだ寝ていなさる(赤ちゃんは、まだ寝ているよ)」や「ねんね、ぶぅしてるの(赤ちゃんをおんぶしてるの)」となります。赤ちゃんのことを「ねんね」と言うなんて、なんともかわいい雰囲気がして、微笑ましいですよね。
「かたいけの?」
「かたいけの?」と言われたら「固い毛の何?」と思わず固い毛で出来ている何かを想像してしまいそうですが、固い毛の何かを表しているわけではありません。
これは、「元気?」というニュアンスで使われる言葉で、福井地域ではあいさつに使われるポピュラーな方言なのです。
使い方としては「久しぶりやのぉ。かたいけの?」となり、意味は「久しぶりだねぇ。元気にしてた?」という具合になります。
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