恋愛以外も!日本の泣ける映画【後編】
少しずつテイストの異なる4作品を紹介していきますので、「観てみたい」と思う作品と出会えたら、ぜひ鑑賞してみてください。
そして父になる
『そして父になる』は2013年に公開された是枝裕和監督の作品です。カンヌ国際映画祭では審査員賞を受賞し、スティーヴン・スピルバーグにも絶賛されました。
これは、産院で子供を取り違えられたまま6年間子供を育てた2組の家族の物語です。ある日突然取り違えを知らされてから、「血の繋がりか、過ごした時間か」という究極の選択を突きつけられることになります。
2つの家族は、生活も家族との過ごし方も全く異なります。考え方が異なりぶつかり合うこともありますが、「子供の取り違え」という事件を通じて葛藤する親や子供たちの心情は、涙せずにはみられないでしょう。
西の魔女が死んだ
『西の魔女が死んだ』は2008年に公開された日本映画で、梨木香歩の同名小説が原作となっています。
中学に入ってすぐに不登校になった主人公まいは、「西の魔女」こと祖母のもとに預けられることになりました。魔女修行を通じて、まいは少しずつ成長していきます。
生きていく上で大切なことや、周りの人との関わりの中で自分がどうあるべきなのかを教えてくれる優しい物語です。西の魔女からの最後のメッセージを受け取るシーンには、思わずうるっときてしまいます。
星になった少年
『星になった少年』は、2005年に公開された日本の映画です。カンヌ国際映画祭で主演男優賞に輝いた柳楽優弥が主演を務め、実話を基にした作品になっています。
小川動物プロダクションを営む両親をもつ主人公、小川哲夢は、象のミッキーやランディが園にやってきたことをきっかけに、本格的に象使いの勉強をしたいと願うようになりタイに渡ります。
慣れない環境ながらも、次第に周りと打ち解け、象使いとしての道を歩んでいく哲夢。ようやく象使いとして日本に戻ってきた哲夢ですが、思いもよらない事件が起きることになります。
作中の音楽や映像美、哲夢のまっすぐなまでの愛情に胸を打たれます。
南極物語
『南極物語』は、1983年に公開された日本映画です。実在した兄弟犬「タロ」と「ジロ」のエピソードを基にして、南極観測隊の苦闘を描きました。実際に南極や北極でのロケを行い、撮影期間およそ3年間を費やした大作となっています。
南極の昭和基地で過酷な任務に就いていた南極隊は、やむを得ない帰国命令により、南極に犬たちを置き去りにしなければなりませんでした。
残された犬の飼い主たちの絶望や激高、犬を残してきてしまった南極隊の自責の念。そして残された犬たちの壮絶な戦いは、涙なしには見られません。実話だからこそ、フィクション映画にはない迫力も感じられるでしょう。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!