日本の泣ける映画|大人の切ない恋愛
これまで「一途な恋愛」や「青春ラブストーリー」など、初々しい恋愛やまっすぐな恋模様が描かれた作品を紹介してきました。
ですが、大人になると、甘さや優しさだけでなく、恋愛を通じて切なさや苦しさも経験するようになりますよね。
そこで今回は、大人の切ない恋愛映画の中からとくに泣ける映画をピックアップしてご紹介していきます。
ナラタージュ
『ナラタージュ』は2017年に公開された日本映画で、島本理生の小説を実写化した作品です。かつての教師と教え子の禁断の恋愛を、有村架純が演じる教え子の回想という形で描いた切ないラブストーリーとなっています。
お互いに激しく惹かれ合いながらも、結ばれることが許されない2人の関係は、筆舌に尽くしがたいほど切ないものです。ありふれたハッピーエンドではない2人のラストエンドは、まさに「大人の恋愛映画」というにふさわしいものでしょう。
嘘を愛する女
『嘘を愛する女』は2018年に公開された日本映画です。長澤まさみ、高橋一生、吉田鋼太郎などの実力派キャスト陣が参加した本作は、愛する人の存在が全て嘘だったと知った女性が真実を探し求めるラブサスペンスとして描かれています。
主人公の川原由加利は食品メーカーに勤めるキャリアウーマンで、心優しい研修医の小出桔平と5年間同棲していました。
ですがある日、桔平はくも膜下出血で倒れてしまいます。そしてその後の警察の調べで、桔平の所持していた運転免許証や医師免許証はすべて偽造されたもので、職業も名前も全てが嘘であると知ることになるのでした。
主人公が真実を知るために進んでいく姿を、見ている側もドキドキしながら一緒に辿ることのできる作品に仕上がっています。
ピース オブ ケイク
『ピース オブ ケイク』は2015年に公開された日本映画で、ジョージ朝倉の人気コミックを実写化した作品です。
ピースオブケイクとは、日本語で「たやすいこと、軽いこと」という意味です。
主人公の梅宮志乃は、これまで流されるような恋愛ばかりしてきたことを省みて「次の恋愛は慎重に」と考えていました。ですが、そんな矢先に引っ越したアパートの隣に住んでいる菅原京志郎に一目惚れしてしまいます。
ピースオブケイクは、現代の女性の揺れやすい心や仕事に対する気持ちなどを描いており、思わず共感して涙するようなシーンがたくさんあります。
Love Letter
『Love letter』は、1995年に公開された日本映画です。『花とアリス』や『リップヴァンウィンクルの花嫁』などで有名な岩井俊二監督の長編映画デビュー作でもあります。
物語は、婚約者を亡くした主人公が忘れられない気持ちを綴った手紙を出したことから始まります。返ってくるはずのない手紙の返事が届いたことから、婚約者と同姓同名の同級生・藤井樹と出会うのでした。
中山美穂が一人二役で主演をしたことでも話題になり、第19回日本アカデミー賞の優秀作品にも選ばれています。
思いがけない展開を楽しみながら、主人公や亡くなった婚約者を取り巻く人たちの想いに胸を打たれる作品です。
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