日本の泣ける映画|時間が限られた切ない恋愛
病で一緒に過ごす時間が限られていたり、遠くない未来で愛する人と離れ離れになってしまう…考えただけで切ないですよね。
今回は、名作と呼ばれて昔から親しまれてきたものから、近年話題になった切ない邦画まで、幅広くご紹介していきたいと思います。
世界の中心で、愛をさけぶ
『世界の中心で、愛をさけぶ』は2004年に映画化され、白血病を患った女子高生とその恋人の淡く切ない純愛を描いた作品です。
物語は主人公の朔太郎と婚約者である律子が、引っ越しの最中に1本のカセットテープを見つけたことから始まります。
その後、失踪した律子を追って朔太郎は自身の田舎へ。律子が聞いたカセットテープの中に録音されていたのは、今は亡き初恋相手・亜紀の声でした。
初恋相手だった亜紀のカセットテープを聞きながら、朔太郎は悲しい過去と、長く封じ込めていた亜紀への思いに向き合っていきます。
『世界の中心で、愛をさけぶ』は、片山恭一のベストセラー小説が原作ですが、オリジナルストーリーが加えられるなど、多くの人が楽しめる内容だといえるでしょう。
君の膵臓をたべたい
『君の膵臓をたべたい』は、住野よるのベストセラー小説を実写映画化した切ない青春ドラマ映画です。
高校教師6年目を迎えた志賀春樹こと「僕」は、内気な性格から教師をやめることを考えながら毎日を送っています。
ある日、母校でもある勤務先の高校の図書館が取り壊されることになり、生徒と共に本の整理を行うことに。「僕」の中で、ある少女との記憶が蘇ります。
少女の名前は山内桜良。天真爛漫で明るい性格からクラスの人気者だった彼女は、膵臓の病気を抱えて長くは生きられない身体でした。
思いがけない結末と『君の膵臓をたべたい』というタイトルの意味を知った時、涙せずにはいられません。思いっきり泣きたい人におすすめの泣ける映画です。
いま、会いにゆきます
『いま、会いにゆきます』は、市川拓司の小説を映画化した作品。主人公と息子が、死んだはずの妻と再び共同生活を送ることになる、ちょっぴりファンタジー要素の入った物語です。
小さな司法書士事務所で働く主人公の秋穂巧は、1年前に妻の澪を病気で亡くしており、小学生の息子・佑司と2人暮らしをしていました。
巧自身も病を抱え、不器用ながらも毎日を必死に送っています。息子の巧は「雨の季節になったらお母さんが帰ってくる」と信じていました。
失ったはずの大切な人とのかけがえのない時間、再び幸せな時間を失う恐怖。日本を代表する泣ける映画と言っても過言ではないでしょう。
僕の初恋をキミに捧ぐ
『僕の初恋をキミに捧ぐ』は、2009年に公開された日本映画で、青木琴美の少女漫画を実写化した作品です。心臓の病を抱える少年と、主人公を献身的に支えようとする少女の純粋な恋の物語が描かれています。
主人公の逞は心臓の病気を抱えて入院しており、繭は主治医の娘でした。幼い頃から思い合う2人は、すれちがいながらもさまざまな障害を乗り越えてお互いへの想いを募らせていきます。
刻一刻と迫る命の期限、どうしようもできない現実に向き合いながらも、お互いを想い合うことをやめない姿が心に刺さる映画です。
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