爪が割れた時の正しい対処法は？爪が割れる原因＆予防策を徹底分析！ (7/8)

もしかして病気が原因かも？爪が割れやすい病気

「爪が割れやすい」「見た目がちょっとおかしい…」という場合、もしかすると病気にかかっているのかもしれません。爪の見た目、身体の状態から可能性のある病気をピックアップしてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

ただし、あくまでも可能性のある病気ですので、正しい病名やより詳しい症状・治療方法は病院で相談してください。ここで紹介する内容だけで判断しないで、「私の爪はもしかすると病気が原因かも？」と考えるきっかけにしてくださいね。

爪甲縦裂症

縦に爪が裂ける・縦線が走る症状がある場合は、爪甲縦裂症の可能性があります。この病気はマニキュアや除光液などの化学成分による刺激や、皮膚疾患が原因で起こると考えられています。ネイルアートでマニキュアや除光液に触れる機会が多い女性は、特に爪甲縦裂症になりやすいと言えるのです。

爪の表面にスジのような縦線が生じる場合には、この病気の可能性を考えたほうが良いかもしれませんね。薬を塗って完治まで2ヶ月くらいかかると言われているので、そこそこ根気よく治療する必要がある爪の病気です。

鉄欠乏性貧血

爪と貧血は一見関係がないように思えますが、実はあるんです。鉄欠乏性貧血は、鉄分が不足することで赤血球の中のヘモグロビンが作られにくくなる病気。赤血球は酸素や栄養素を全身に運ぶ役割をしていますが、不足すると十分な酸素・栄養素が全身に行き渡りにくくなってしまいます。

特に、爪は身体の末端にある部分で通常時でも栄養が届きにくい場所。鉄欠乏性貧血になって赤血球が不足すれば、爪の成長や健康の維持に必要な栄養が届きにくくなり、割れたり荒れてしまうという症状が出るのです。

爪甲剥離症

乾燥、マニキュアや除光液などの刺激などが原因になって起こる病気です。この他にも薬の副作用や皮膚病など色々な原因があるため、乾燥やマニキュアだけとは限りません。爪甲剥離症は先端が剥がれて白っぽくなり、もろくなるのが主な症状です。

爪甲剥離症になると先端が白っぽくなる上に二枚爪のようになるので、見た目から爪甲剥離症になっているのが分かりやすいです。

爪白癬

白癬とはカビの一種のことで、このカビが爪に繁殖することで起こる病気です。白癬が爪に繁殖するとタンパク質が分解され、爪がもろくなってしまいます。もろくなるとちょっとした刺激や衝撃でボロボロに。

また、爪白癬になると女性はショックを受けてしまうかもしれません。爪は分厚くなり、表面がでこぼこに波打ち、先端は次から次へと崩れていってしまうため、丸い切り口になるのが特徴です。症状が悪化すると爪そのものが剥がれてしまうこともあるので、治療が推奨されています。