高圧的な人の心理
「どんな神経をしているんだろう?」と思いたくなるのも、無理はありません。高圧的な人の心理には、他人への配慮がほとんど見られません。ここでは、強さと弱さが混在した、高圧的な人の心理をみていきましょう。
周囲より自分が優れていると認識したい
「自分は周囲の人間より優れている、優れているから立場が上なのだ」という認識は、高圧的な人の中ではごく自然な発想だと言えるでしょう。本人も、思い悩んだり努力をした経緯があってのことなので、現状で人より劣っているとは思いたくないのです。それを証明するための強さが、高圧的な態度となってしまいます。
自分より下の立場の人間にびしっと言うことは、上の立場の人間がすることという思い込みがあるのでしょう。強く言う必要がなくても、上に立つ者としての威厳を見せたくて、必要以上に強く言ってしまいます。結果的に相手を委縮させてしまうのですが、本人は優越感で満足しているはずです。
自分も過去に高圧的な態度を取られた
今、高圧的な態度をとっている人は、上に立つものはそうするべきだということを、自分の体験として学んできたのかも知れません。
つまり、自分も過去に、高圧的な態度をとられてきたということです。その際に、「自分は耐えたんだ」というプライドが育ち、今度は自分が高圧的に振る舞うようになってしまったのでしょう。
こういった経験をした人は、それが当然のことだと考えているもの。特に、男性社会には多く、「上が下を甘やかしてはいけない」という教育が当たり前の時代もありました。体育会系社会では、今も当然とされているでしょう。
そんな世界で生きてきたので、迷いもなく自分も高圧的な態度をとることが出来るのです。
自分の弱い部分を知られたくない
高圧的な態度をとる人は、自分の弱さを知られたくないという心理を抱えています。自分は強い立場にあると自覚してるため、尊厳を守ろうとしているのです。見栄を張るというよりは、意地を張っていると言えるでしょう。そのため、謙虚な姿勢は望めないようです。
もしも、自分の弱点となる部分を指摘されたら、激しく怒り出すことでしょう。図星であれば、尚更のことです。高圧的な人にとって、自分の弱さを指摘されるということは、はずかしめを受けることと同じです。強く叱って相手を萎縮させ、それ以上のはずかしめを受けまいとしているのでしょう。
単純に弱いものを従えたい
高圧的な態度をとる人を見ていて、「それって弱いものイジメでは?」と思うことってありませんか?まさに、パワハラと受け取れる事例がそうです。勢いと怒号だけで、相手をねじ伏せようとする心理が強い人は、相手を言いなりにさせることだけを考えています。
そして、高圧的な態度をとることで相手が従うようになると、それは自分が強いからだと解釈してしまいます。ある意味での自信になってしまい、その先も弱い立場の人をみると、高圧的な態度で従えさせればいいと考えるようになるでしょう。
これは、高圧的な態度がエスカレートしやすいパターンの一つと言えます。
バカにされたくない気持ちが強い
高圧的な態度をとる人が、弱さを見抜かれる以上に恐れているのが、自分がバカにされること。上にいる立場の自分が見下され、バカにされるのは、プライドが許さないのです。そして、自分の態度を反省することはなく、逆ギレするようになるでしょう。
ただでさえ、高圧的な態度は相手を萎縮させやすいものです。そこにプライドを傷付けれらたという逆ギレが入ると、高圧的な態度は一層ひどくなるでしょう。制御がきかない程ヒステリックになり、冷静さを失うことも。
普段から自分を大きく見せようとしている人には、必ずと言っていい程共通する心理です。
自分のミスを指摘されたくない
仕事でもなんでも、自分のミスを指摘されると激高する人っていますよね。
反省の色は全くなく、時にはミスを指摘した人に責任を押し付けようとすることもあるでしょう。高圧的な態度をとる人は、自分より上の立場の人には弱いのですが、上の人からミスを指摘されたとしても、内心では納得できていないのかも知れません。
「自分がミスなんかするはずない」という思いもどこかにあるのでしょう。指摘されたミスは、他人によるものだと信じ込んでしまいます。理不尽にも、高圧的な態度で、一切の責任を自分よりも下の立場の人間に押し付けることだって平気でできてしまうのです。
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