切実…無性愛者が抱える悩みとは?
そんな無性愛者が抱える悩みとは、いったい何なのでしょうか。続いては、無性愛者が抱える切実な悩みを、体験談とともにご紹介します。
「冷たい人だ」と誤解される
「無性愛者だとカミングアウトした人に考え方が似ていると言われ、周囲から無性愛者と認識されるようになりました。あえて反応しないでいたところ、今度は『冷たい人だ』と言われるように…。『愛がないから氷のようだね』なんて言われると、愛がないわけじゃない!と叫びたくなります」(25歳/女性/看護師)
看護師として献身的にきつい仕事を頑張っている人の心に、「冷たい人」という言葉がぐさりと突き刺さるのも、無理はありません。恋愛感情はなくても愛は持っているのですから、冷たい人と誤解されるのは辛いことですね。
「恋人作りなよ」とアドバイスされる
「友達から、『なんで彼女いないんだよ。選り好みしてないで、誰でもいいから恋人作りなよ』とよく言われます。僕が無性愛者だと知らないからアドバイスのつもりなんでしょうけど、誰でもいいという考え方が無神経だし、そんな人に無性愛者をどうこう言われたくない。でも周囲のほとんどの人がそう言ってくるのは、やっぱり悩みです」(22歳/男性/大学生)
若いうちは、彼女がいないのは選り好みしているからだと思われることもあるでしょう。無性愛者であることをわざわざ公言しなくても、「特に必要ないから」で押し通すことはできます。とはいえ、やいやい言われると苦痛になり、悩みに変わるのも当然です。
「結婚しない人生なんてつまらないよ」と言われる
「恋愛感情がまったくないので仕事に専念できて、おまけに楽しいんです。そんな私に『いつ結婚するの?結婚しない人生なんて女としてつまらないよ』と、親と同年代の職場の人たちから言われます。親だって言わないのに、あなたたちに言われたくない!と思いますが、言うわけにもいかず…。笑ってごまかすのに疲れてきたのが悩みです」(28歳/女性/経理職)
無性愛者であることをカミングアウトした町田市議の東友美さんのように、恋愛に割く時間があるなら、仕事に取り組んでいる方がはるかに楽しいという女性もいるでしょう。周囲からは、心配半分、面白半分といった感じでかけられる声が、プレッシャーになっていると言えます。
「愛のないセックスをする人だ」と責められる
「僕は無性愛者ですが、完全に性欲がないわけではないので、セックスすることもあります。自分ではよくわからないけど、相手には愛情が感じられないんでしょうね。『愛のないセックスをするなんて』と軽蔑されます。中には、それでもいいからと言う女性もいますが、終わると決まって責められる。セックスを断ると、それはそれで『ひどい人』となるのも悩みです」(27歳/男性/会社員)
女性を可愛いと思う感情がある無性愛者は、性欲は少ないものの、まったくないわけではありませんので、セックスをする男性もいます。ただ、恋愛感情がないために、愛がないセックスだと女性が敏感に気づき、ゴタゴタすることが悩みになっていることがわかります。
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