無と非は違う!無性愛者と非性愛者の違いって?
非性愛者とは?無性愛者と異なる点
非性愛者とは、無性愛者と同じく「非性愛」という性的指向を持った人のこと。非性愛者の特徴とは、異性、同性にかかわらず恋愛感情を持ちますが、性的欲求を持たないことです。
無性愛者は、恋愛感情は持たないけれど、性的欲求はあります。一方の非性愛者は、性的欲求はないけれど、恋愛感情はあるのです。つまり両者は、名称こそ似ていますが、まったく正反対性的指向の持ち主ということになります。
非性愛者が占める割合は、人口のおよそ1~3%に該当するとか。この比率は無性愛者と同じです。正反対の性的指向を持つ人が同じ割合だけ存在すると考えると、関連性は不明とはいえ、非常に興味深く思えてくるのではないでしょうか。
恋愛感情を抱くか、抱かないかの違いが示すこととは
しばしば無性愛者と比較される非性愛者。その一番の違いを一言で言うなら、恋愛感情を抱くか抱かないかです。それ以外の違いはないと言っても過言ではありません。
無性愛者は、恋愛感情が湧かないことを自分で認識できるため、自分が無性愛者だという自覚があります。また、非性愛者は恋愛感情は抱くけれど、性的欲求は恒久的に持ち合わせません。
恋愛感情はしばしば胸がときめいたり、ドキドキしたりといった気持ちにさせるもの。こうした感情は自分で認識できます。とはいえ性的欲求がないことも自分でわかりますので、非性愛者も自覚しているでしょう。
恋愛感情を抱くか抱かないかの違いは、無性愛と非性愛を分ける決定的な要素です。
非性愛者も判断できる?
無性愛者と同様、非性愛者かどうかもある程度判断できます。分かりやすいチェック項目としては、「恋人は定期的にできるけれど長続きしない」が挙げられます。
人は恋愛感情を抱けば、どうしても心のつながりだけでなく、体も欲しくなるもの。つまりセックスがしたいと考えます。けれど、非性愛者は肉体関係を結ぶことはあり得ないので、拒否するでしょう。相手が異性愛者の場合、これだと長続きしないのも無理はありません。
非性愛者かどうかの判断は他にも
非性愛者かどうかを判断するチェック項目は、他にも存在します。上記以外では、「キスはできる」というのも、非性愛者ならではの特徴です。
キスにはいろいろな種類があり、ライトなキスの場合は肉体関係を連想させにくいという特徴があります。ライトなキスは、むしろ恋愛感情からのスキンシップという印象が大きく、これが「キスはできる」がチェック項目にあがる理由です。
非性愛者かどうかは過去の経験からわかる場合も
もし、性的関係を結ぶこと以外の恋人同士が行うことは全てできるなら、一度過去を振り返ってみましょう。
なぜなら、非性愛者になった理由が、過去の出来事に隠れている可能性があるから。というのも、非性愛者の中には幼いころに性的虐待などを受けていた人がおり、そういったことが非性愛者になった背景にあると言われる場合もあるからです。
過去を振り返ってみるという行為は、性的指向を判断するチェック項目が腑に落ちない時などに有効な手段とも言えるでしょう。過去を振り返り、自分自身について深く探求することが、自分の性的指向を理解する上での一番の診断方法になるのではないでしょうか。
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