「記念日の手紙」に関する専門家の意見やアドバイス
SNS時代だからこそ「形に残る手紙」を書こう
報告や連絡はおろか、愛情表現までも手軽にLINEなどで済んでしまう便利な世の中ですが、こんな時代だからこそ、「形に残る手紙」には、意外性があって感動を与えられるかもしれません。『プロの代筆屋による心を動かす魔法の文章術』(中島泰成)には、以下のような記述があります。
「メールでも手紙でも、文章を書くのは疲れます。時間がかかります。特に手紙は、便箋、封筒、ペン、を選び、一字、一字書く必要があります。一字間違えれば、すべて書き直す必要があります。書くことは手間暇がかかるのです。
しかし、手間暇をかけることは、相手を思い遣る気持ちがないとできないことです。手間暇をかければかけるほど、あなたの伝えたい想いは文章に込められ伝わります。
『ああ、こんなにも私のことを想い、言葉を選んで、時間をかけて、丁寧に文章を書いてくれたんだね。ありがとう。』
想いを伝えて、受け取った相手がこんな風に感じてくれた。嬉しくなって、きっとまた書きたくなりますよね。
人の心は、人を想う心にしか共鳴しません。『心ある』文章というのは、『心』配りを相手に『あ』げ『る』文章です。」
もし、自分が手紙をもらったらと考えると、やはり嬉しい気持ちになるのではないかと想像するのではないでしょうか。二人の記念日には、相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら、手紙を書いてみるのもよさそうです。
「手紙」という古風なツールを使うことで、相手の心をグッとつかむ
「付き合って一か月記念日」や、お互いの誕生日、クリスマスやバレンタインなど、記念日に特別なデートを企画したり、「おめでとう」と言い合ったりするカップルは多いかもしれませんが、ここであえて手紙をしたためると、古風な印象を与え、強烈なインパクトを残すようです。『モテれ。 エロ可愛い女の知恵袋』(春乃れぃ)には、以下のような記述があります。
「暑中見舞いに、クリスマスカードに、年賀状。プレゼントを頂いた相手(男)には、お礼状を出して古風な一面も売りにする。これだけで印象はガラリと変わる。ほとんどの場合それは好印象と映り、相手の心をグッとつかむことができます。
とくにあたしみたいな〝そんなことをしそうにないキャラ〟だとインパクトはより大きいし、好感度もうなぎ登り。日本の男はいまだに3歩下がるタイプの女が好きだけど、半歩すら下がりたくない性格のあたしは、ここらあたりで一気にポイントを稼ぎます。
正直な話、あたしは字は汚いし、絵もヘタクソだ。だけど、気持ちだけは込めて丁寧にペンをすべらせるようにしている。メールや電話でなんでも片付く便利なこのご時世だからこそ、この手が効くんです。別に年賀状に限ったことではなく〝ふらりと足を運んだ雑貨屋さんで可愛いレターセットを見つけたから〟なんて書き出しで、手紙を出したりすることが時々あるんだけれど、とても意外がられるし、目に見えて相手から大切にされはじめる。
そんなあたしが、手紙やハガキを出す時に注意している点は以下の通り。
<封筒で出す場合>
1.相手がタバコを吸わない場合は、絶対にタバコを吸わずに書き終え、急いで投函する。-ニオイは紙に残るから。
2.相手が恋人である場合でも、そうでない場合でも、”好き”や”愛してる”などの言葉は絶対に書かない。
-相手の肉親が見るかもしれないから。
3.伝えたい気持ちの20%しか書かない。そのかわりすべての言葉を女らしくかつ、シンプルに。
-わざわざ手紙を書いた、という点だけで残りの80%は伝わるから。
4.便箋1枚にまとめること。だけど、白紙の便箋を1枚余分に添えることを忘れずに。
-礼儀。
5.最後に、愛用している香水を便箋の端に、しゅっとヒトフキ。
-『あたし』を文字以外の”匂い”ででも感じさせるため。
(中略)
だまされたと想って、一度お試しください。あなたへの評価は確実にめちゃくちゃ上がります。」
このように、匂いやデザインにも気を遣った手紙は、男心にグッと刺さるかもしれません。
<参考文献>
『プロの代筆屋による心を動かす魔法の文章術』(中島泰成)
『モテれ。 エロ可愛い女の知恵袋』(春乃れぃ)
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