「ヒステリー女」に関する専門家の意見やアドバイス
ヒステリーはなぜ起きる?
かつては女性特有の症状だと思われていた「ヒステリー」ですが、その背景には諸説あるようです。『モテすぎて中毒になる 男女の心理学』(神岡真司)には、以下のような記述があります。
「『男性脳』と比べ、『女性脳』は、マルチタスクとお伝えしました。
男性が単線思考のモノタスクで、一つのことに集中し、複数のことをこなすのが苦手なのに対し、女性は複線思考のマルチタスクなので、同時に複数のことも行えます。
女性が、赤ちゃんの世話を焼きながら、レシピをチェックしながら料理を作ったり、テレビを見ながら、他の人ともおしゃべりできる姿は、男性からは超人的に見えるワザです。
(中略)
このように、女性は、共感性が高いがゆえに、さまざまな情報を一時に取り込む結果、思考が時として整理されないまま入り乱れてしまうこともしばしばあります。
その上、生理的なホルモンバランスが崩れて体調不良だとイライラしがちです。
そして、何かのキッカケで感情が一気に高ぶるとヒステリー症状を引き起こすのです。
つまり、ヒステリーは、自分自身の中でため込んできた欲求不満の爆発で、自分が理解されないことへの怒りであって絶望的な心の叫びから生まれてくるもの―といえます。
そんなヒステリー女性に出会うと、男性はビックリしてしまいます。
突然、『何でなのよ!』と喚き、『もうやだーっ!』と叫んだり、『だから、あなたはダメなのよっ!』などと興奮して攻撃してくる姿に、男性はオロオロしてしまうのです。
ヒステリー女性は、TPOをわきまえません。なので、いったん感情が高ぶり爆発すると、容易にコントロールが利かなくなります。会話も成り立たなくなるわけです。
(中略)
ヒステリーは欲求不満の蓄積が原因です。不満を吐き出さない限り、容易におさまるものではありません。不満をじっくり吐き出させ、ガス抜きを図ってあげることが大事です。」
このように、共感能力が高く、マルチタスクを得意とする女性の場合、多方面への不満が一気に爆発してしまうことがあるようです。イライラが溜まってきたら、ヒステリーを起こす前に気分転換するようにしましょう。
イライラを抑える方法を身につけて、ヒステリー女から卒業しよう
「ヒステリーを抑える方法がわからない」という人もいるのではないでしょうか。『読むと心がラクになるめんどくさい女子の説明書』(山名裕子)には、以下のような記述があります。
「(前略)
こういうときは、『アンガ―マネジメント』の手法を使うといいでしょう。
怒りのピークは6秒から10秒と言われています。ですからイラッとしたら、トイレに立つ、電話がかかってきたふりをして席を立つなどして、少しだけ時間を取りましょう。ひと呼吸あけるだけでも、クールダウンできるようになります。
その場を離れられないときのために、心の中で唱える呪文を持っているといいですよ。私の場合、小さいときから嫌なことがあったら『メアリー・ポピンズ』に出てくる呪文を心の中で唱えるクセがありました。そうすることで心がすっと落ち着くことを、子どもながらに感じていたのです。
(中略)
イライラをクールダウンさせた上で、相手と話すときはクッション話法を使いましょう。直接言いたいことをぶつけるのではなく『〇〇さんのおっしゃることはとてもよくわかります』などのクッションをはさんでから自分の主張を伝えるのです。これだけでも相手の攻撃性と自分の反撃心を抑えることができますので、相手からさらに攻撃されることも少なくなります。」
このように、ヒステリーを起こしそうになったら、アンガーマネジメントの手法を使うと自分を抑えられるようです。また、クッション話法で自分の主張を伝えるように心掛けると、周囲とのいざこざを避けられるでしょう
<参考文献>
『モテすぎて中毒になる 男女の心理学』(神岡真司)
『読むと心がラクになるめんどくさい女子の説明書』(山名裕子)
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