広い心を育てるおすすめの一冊
死ぬこと以外かすり傷
出版界を代表するヒットメーカーと呼ばれる箕輪厚介氏が、自身の仕事術を余すことなく公開した一冊。まず、タイトルの『死ぬこと以外かすり傷』という言葉のインパクトに驚かされますが、本をめくると熱量のある語り口調にぐっと引き込まれていくでしょう。
この時代を、自分らしく仕事に熱狂しながら生き抜くための行動原理が説かれています。読み終わると「自分は自分らしく好きなことにエネルギーを捧げたい」という思いにかられるはず。芯の通った生き方を実践し、広い心を養うために役立つビジネス本の名著です。
コーチングのプロが教える「ほめる」技術
「他人を変えることはできない」ということをお話ししましたが、人間は誰でも自分自身が心に決めた目的に向かってならば積極的に動くことができます。この『コーチングのプロが教える「ほめる」技術』は、人を目的に向かって動かすための方法が、コーチングの技術に則って詳しく解説されています。
「ほめる」ことをはじめとする相手の存在承認(アグノレッジメント)を行うことで、目的に向かって行動するためのエネルギーを供給することができます。これは「相手の存在を認め受け入れる」という心の広さにも繋がります。他人を認め、円滑な関係性を構築していく技術を学びたい人におすすめの一冊です。
嫌われる勇気
アドラー心理学の入り口として親しまれている『嫌われる勇気』は、京都に住む哲学者と、彼の元を訪れる若者との会話を通して展開されていきます。他人の目ありきで行動してしまうのは人間の性ですが、この本には、嫌われることを恐れずに自分らしく生きるためのヒントが散りばめられています。
対人関係に悩まされている人や、他人に振り回されることなく自分が心から望んだ生き方を実践していきたいという人に、ぜひ手に取ってもらいたい本です。中には目から鱗が落ちるような考え方も書かれていますが、きっと自己肯定感を高めるための助けとなるでしょう。
私は私のままで生きることにした
『私は私のままで生きることにした』は、韓国のベストセラー書籍です。ごくごく普通の人生を送る私たちが、ありのままの自分を心地よく受け入れながら生きていくための方法が、わかりやすい「to do list」の形式で綴られています。
その内容は「意地悪な相手にやさしくする必要はない」「誰かの期待に応えようとしてはいけない」など、胸に刺さるものばかり。そっと背中を押してくれる、可愛らしいタッチの挿絵も魅力です。横書きでスラスラと読み進めていくことができるため、読書ビギナーにもおすすめの一冊です。
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