心が広い人はどんな考え方をする?
他人と自分は違う
他人と自分は全く違う生き物である。心が広い人は、このことをよく理解しています。
他人に対してイライラしたり腹が立ってしまうのは、自分の思い通りに動いてくれないからですよね。では、なぜ自分の思い通りに動いてくれないのかというと、それは他人と自分は考え方が異なっているからです。それを、相手も同じように思っているはずだと錯覚してしまうから、予想外の反応が返ってきた時に怒りの感情が湧き出てしまうのです。
心が広い人は、他人が自分の思い通りに動いてくれることはない、と認識しているため、期待はずれの行動にイライラさせられることがありません。
他人を変えることはできない
残念ながら、自分の力で他人を変えることはできません。もちろん、人からの影響を受けて変わりたいという意思を持つことはありますが、実際に自分がどうなるかを決めるのは自分自身に他なりません。他人が外から働きかけたところで、その影響はたかが知れています。
心が広い人は「他人と自分は違う」に加えて、この「他人を変えることはできない」ということも理解しています。変わらないのなら受け入れるしかない、という考えがベースにあるため、他人に対する許容範囲が広いのです。
なるようになる
心が広い人は、他人や物事に対して力づくで働きかけようという発想がありません。出来事のあるがままを受け入れ、その良い面を捉えることで建設的に行動できる点が強みなのです。
どんな時でも「なるようになる」とゆったり構え、目の前の出来事にマイペースに対処していくため、必要以上に焦ったり感情的になることがありません。心の広い人が持つキャパシティーの大きさは、この「なるようになる」という考え方から形成されています。
物事にはプラスの面とマイナスの面がある
プラス思考が得意な一方で、物事には良い面と悪い面の両方があるということも認識しています。裏を返せば、何か嫌なことがあった時でも、きちんとプラスの面を見つけようという前向きさがあると言えます。
また、1人の人間には良い面も悪い面も両方備わっているという考えを持っているため、他人に対して寛大で、完璧を求めることがありません。
心が狭い人は、なんでも白黒をはっきり決めようとする傾向があります。あの人はいい人、あの人は悪い人など、すべてをジャッジしようとするのです。一方で心が広い人は、物事の両面を認識することができるため、他人をジャッジしたりこんな人だと決めつけたりはしません。
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