泣きたい時に泣くことで得られる効果
泣きたい時に泣けない人も、実際に良い効果があるとわかれば、泣くことに対する否定的な姿勢が少しは緩和されるかもしれません。
ストレス発散ができる
人は、感情がたかぶって涙が流れると、脳や各器官からさまざまなホルモンが分泌されます。その影響によって最も効果が表れるのが、ストレス解消効果です。
メカニズムとしては、まず涙が流れると同時に、ストレスの原因となるホルモンが体外に排出されていきます。これだけでもストレス解消効果がありますが、同時に脳内モルヒネとも呼ばれる「エンドルフィン」によって、ストレスによる苦痛が和らぐとも言われているのです。
辛いことがあったとき、「思いっきり泣いたらスッキリした」「前向きな気持ちになれた」という経験をしたことはありませんか?それは、泣くことによってストレスが解消されたからに他なりません。
気持ちがスッキリして前向きになれる
泣くことにはストレス解消効果があると言いましたが、それによって気持ちがスッキリしたり、前向きになれることが多々あります。涙を流すことによって、身体を落ち着かせる機能をもつ副交感神経が活性化し、リラックス効果を得ることができると言われているのです。
そもそも、なぜストレスは溜まってしまうのでしょうか。私たちは日々の生活の中で緊張したりストレスに晒されると、交感神経が活発化します。交感神経とは、身体の各器官に指令をだす自律神経系の中にある神経のことです。
交感神経が緊張状態に陥った場合には、その緊張を解くために、今度は副交感神経を活発化させる必要があります。副交感神経の活性化には睡眠も効果がありますが、泣くことにも同等の効果があると言われています。
抑えていた感情を解放することができる
泣きたい時に泣くことは、抑えていた自分の感情を解放することにもつながります。泣くことには、ホルモンや自律神経系の観点からもさまざまな効果がありますが、それらの効果を高める鍵となるのが、「感情が動いているかどうか」なのです。
たとえば、目にゴミが入ったり、目に痛みを感じた時に流す涙には、ストレス解消効果やリラックス効果などはあまり期待できないとされています。それ以上に、感情がふと動いたときや、泣きたいと感じたときに流す涙には、高い効果が見込まれているようです。
心と体の緊張がほぐれる
涙を流すことは、心と身体の緊張をほぐし、リラックスさせる効果をもちます。「泣いてはいけない」「我慢しなければ」と考えている状態は、感情や涙を無理に押さえつけている状態です。そのため、自然と緊張状態がつづき、必要以上に疲弊してしまいます。
緊張状態が続くと、何もしていなくても疲れてしまったり、物事の変化に対して心が追いつかなくなってしまうことがあります。その結果、さらに心にも体にも無理を強いることになるので、ストレスが蓄積しやすくなってしまうのです。
泣きたいと感じた時に泣くことが大切な理由は、緊張状態をこまめに解き、心と身体を少しでもリラックスした状態に保つことが、身体の健康にも精神衛生上も良いと考えられているからだといえます。
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